五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

成育史

2009年08月17日 | 第2章 五感と体感
幼少期、親からどんな声掛けをされて育ちましたか?

「○ちゃんは、絵がうまいねぇ~、」
確かに、中学生の頃までは、そんなことを言われていました。

喋ることよりも、いつもいつも鉛筆を持ち、黙々と絵を描いていました。
リカちゃん人形の家も作り、夢のおうちの見取り図描きにも夢中になりました。

両祖父が画家だったためアトリエの風景は私の安らぎだし、油絵の具の香りは未だに鎮静剤だし、描くこと、作ることは私のアイデンティティそのものです。

しかし、ある時から、親から言われる言葉かけが変わってきます。

「絵なんか、描いていても食べていけない~」

今まで、褒められていたことを否定されるような言葉かけは、思春期の子供にとっては混乱の元。

「否定される」経験は、防衛機制のパターンに繋がります。

でも、親業をするようになり、この経験は役に立ちました。
ましてや、カウンセリングの勉強を始めたことで、この経験が成育史の宝物であることも気づきました。

反面教師で子育てしましたが、それでも子供自身、親の「言葉かけ」できっと何か思うことがあるんだろうな、とは思います。

自分では叶えられなかったことを子供に託したい親心は、理解できます。
当たり前の「心の動き」だと思います。

夏休み後半。。。子供を見ながらイライラ感がつのる母心も理解できます。

否定する前に、なぜ今否定する気持ちが湧き出すのか?

相手に言葉かけする前に、いったん自分の心のうちで自問自答してみると、案外、矛盾した自分の心の内に気付くかもしれませんね

子供の混乱の原因は、親である自分であるかもしれません。

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