五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

揺れ揺れの思春期

2009年08月08日 | 第2章 五感と体感
「私は何のために生きているんだろう?」

「私のやりたいことって、いったい何なんだろう?」

「死んだらどこにいくんだろう?」

おる日突然、自分と他人との距離に違和感と遠さを感じたときに、自我と向き合うチャンスがやってきます。
そのチャンスが到来すると、上記のような自分自答が自然と湧いてきます。

「自我の目覚め」と「孤独の気づき」です。

この自問自答の時期が人によって違ったり、大人になるまで訪れなかった人達がいることに、心理学の学びの中で初めて知ることとなりました。
私が10代から20代にかけて、あれだけ揺れたのに、それを経験していない人がいることに驚きました。
美術の勉強をしていた私の周りには、悩み揺れる友達の存在は当たり前でしたし、現実吟味力欠落者もたくさんいました。もちろん、私もその中の一人で、「食っていく術」を身につけるよりも、あらゆるジャンルの本を読み、小難しい演劇や舞踏を観たり、ジャズ喫茶に入り浸り、コンサートにも頻繁に足を運び、旅もしました。でも、そうやって生活しなくては、自分は生きていけなかったら、ある意味、「生きる術」はそこで学んだのかもしれないな、と思います。

そんな中で、生きることを選ばなかった人も数人います。
自殺や不摂生な生活で体を壊したり・・・

こうやって、ゆらゆらしながら生きてきた私は最近「食っていく術」と自分の「生き方」は、年を経るごとに段々と交わってくと思うようになりました。

自分がなりたいイメージが、自分を成り立たせていきます。

「揺れ揺れの思春期」
いったい何歳の人に「思春期」と当てはめるのかはわかりませんが、50歳になっても80歳になっても、自我の目覚めと孤独感に揺れてみるのも無駄じゃないのでは・・・?

生きていると、いろんなことに出合うのよ。それでいろいろな感情を体験するのよ。それが生きている証拠なんでしょうねぇ。

クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする