五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

最悪感・・・

2009年08月14日 | 第2章 五感と体感
昨日、亡霊デビューの話を書いたら、「物おじしない人だ」と友人からコメントを頂きました。

物おじ・・・という言葉、久しぶりに聞きました。

確かにどこに行っても「物おじ」はしないけれど、緊張とアンテナ張りと気遣いは人一倍しています。

幼い頃に環境の違う場所への引っ越し体験が今のこんな私を成り立たせていることは間違いないのですが、昨日ふと、テレビ番組「夏目漱石の引きこもり」を見ていて、思い出したことがあります。
それは、海外体験です。何年も海外に住んだ経験はありませんが、一か月から半年近くまでの遊学の経験はあります。アジアやインドを旅しても感じたことはありませんが、20代前半のニューヨークは、自分の方向性を考えなおした良い経験です。

ニューヨークで、方向性を変える決意をして帰国し、もっとどん底の「最悪感」を味わいました。夏の暑い8月、引きこもりに徹しました。24年前の日航機の墜落事故の年です。

「これから、どうしようか・・・」

誰も助けてくれないし、ましてや、親に自分の気持ちが分かるはずもなく、友達だってアテにはできない。みんな自分のことで精一杯です。

結局、私が体験した人生の「最悪感」は、この「物おじしない」に繋がっているようです。
「最悪感」の経験は、生き抜くための栄養分。

夏目漱石さんもそれを味わったからこそ、自分を再構築して個性化をより確たるものにできたのよね。。。

最悪感をしらなきゃ、最高の幸福感にも至らないかも・・・

人生は一回きりです。


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