Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

ワールドカップ・サッカー北朝鮮戦直前!

2005-02-08 | Football Asia
<2月9日日朝戦直前の展望>
いよいよ目前に迫ったワールド杯アジア地区2次予選。
初戦はホームゲームなのでまず、負けられない。ここで万が一星を落とすようなことになれば、次の最大のライバル、イランにアウェーで勝たねばならなくなる。
北朝鮮とは国交も無い事から、スカウティングが困難だ。一方北朝鮮は、在日の朝鮮総連という強力な味方があるので、いくらでも日本の情報は手に入る。我が代表チームの分析ばかりで無く、来日後のアテンド体制も万全だ。日本が朝鮮入りした時はけっしてそうはいかない。
参考までに、1954年ワールド杯予選で韓国代表が来日したときには在日の方達の手厚い歓迎、世話が日本を倒した事に大きく貢献している。あの英雄力道山も、匿名でかなりの寄付をしたらしい。今回はスタジアムに彼らのサポートをすべく5000席が用意されている。これは大いに選手達を勇気付ける。たとえ残りの9割が敵のサポーターでも。
まず主導権を握るためには先制点が欲しいところだ。FW陣、鈴木、玉田のツートップか。
鈴木はジーコジャパンが発足してから最多ゴール(6得点)を上げており、彼の様な泥臭い潰れ役は日本得意のセットプレーを導き出すのに必要だ。高原は5日のニュルンベルグ戦で2ゴールを上げて好調だ。移動の日程が厳しいが、ゴールを上げて気分よく来日の途に着けると思う。だが今の玉田の調子と前日合流となると、ベンチスタートも致し方ないか?問題のトップ下、小笠原か中村俊介か。ホームは攻撃的に中村を。アウェィでは守備も出来る小笠原をと私は考えるのだが。使わない中村をわざわざ呼び戻すか?? 残りの中盤は三都主、遠藤、福西、加地とシリア戦と同じメンバーで組まれるであろう。特に三都主は対峙する相手右サイドバック、リ=カンチョルの攻撃参加を抑える役割がある。在日Jリーガーアン=ヨンハと対峙する機会も出てくるだろう。DFもシリア戦のスタメン、田中、宮本、中澤の3バックになるだろうが、ここに来て松田株が上昇中だ。だが、このラインをコントロールする宮本に替えてとは考えがたい。もちろん、前回のワールド杯の初戦、ベルギー戦の森岡の負傷退場と同じケースも想定せねばならない。そして予選はあと5試合もある。累積警告で出場できない選手も当然出てくる。
GKは川口だろう。昨年、アジアカップでの守護神の活躍北朝鮮の選手にも後に刷り込まれているのではないか?
一方北朝鮮。ツートップ、キム=ヨンス、ホン=ヨンジョは二人で1次予選11得点中、6得点を挙げているが、その彼らの攻撃をより厚くしているのが、安英学、李ハンジェの在日Jリーガー達だ。ツートップは頭でも得点を稼いでいるが、ここはDFラインを高く保ちゴールマウスにさえ入れなければ、どんなにヘディングが強くてもその効果は失せる。
ただ、キム=ヨンスは故障をしているらしく、チェ=チョルマンという一次予選でも出場していない選手がクウェートとの練習試合に出ていたらしい。高さなら中澤の方が1枚上手だろうが。
またあまり話題にされていないが、2得点を挙げたシン=ヨンナムがスタメンで起用されるのか? 先日のクウェートとの練習試合では4バックで構成されとの報道があったが、運動量を主体の伝統的な戦法を用いると思われることから4バックはうなずける。予選でも4バックで戦い抜いた。4バックの布陣は対日戦でも変わらないだろうが、その主目的は攻撃的というよりもむしろ、日本のサイド攻撃を抑えるということであろう。クウェート戦で起用された左サイドバック、パク=ヨンチョルも一次予選では出場機会が無い。対峙するジーコ監督一押しの加地との対決やいかに。
このチームは20代前半の若い選手が多く、次のワールド杯予選時、4年後にピークを迎えそうだが、今は国際試合の経験を積んだ選手がいない。 日本戦は過去7回も出場しており、この
チームを率いるユン=ジョンス監督が最も望んでいる選手は現役時代のユン=ジョンス自身ではないか? 
北朝鮮は韓国の様に対日感情を糧に日本戦に臨むという事はないらしい。政治的には対米感情の方がよほど強いらしい。それが過去の対戦成績に現れていのでは?  昨夏はアジア王者の北朝鮮代表をなでしこジャパンが撃破し五輪切符を手に入れた。
さあ、今度は男子の番だ!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿