Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

赤い大サポーターは Sydney の味方??

2007-05-18 | 京都サンガ J-League
 5月18日 Sydney FC 一行はシドニーから一路成田空港に向かって旅立つ。おそらくカンタス航空QF21便で?さいたまスタジアム2002にて23日に行なわれる大一番。 Culina 監督を始め最も脅威になると思われていた赤い大サポーター達。しかし Culina 監督はその大観衆こそ“我々に味方するであろう”とオーストラリアのマスコミにコメントしている。 “浦和 REDS を日本で破る事は Sydney FC が創設されたこの短い歴史の間では最も大きなチャレンジだ。Sydney FC にとって ACL に最初の挑戦でベスト8に残ることは大きな成就を遂げた事になる。我々が自分達のサッカーをし選手達が攻撃的なサッカーを展開することが許されるのならこれほど快適な事は無い。私はプレッシャーは我々の様に攻撃的な浦和にあると思う。突然に彼らは何もせずに結果にしがみつくだろう。” 主将の Mark Ruan は” 浦和 REDS は熱狂的なサポーターを背負うだろう“とコメントしている。 “我々が臨む試合でのプレッシャーは我々へのものではない。浦和はホームで試合を行なう。浦和の選手達は少なくとも引き分けねばならない。だから全ての重圧は彼らにのしかかる。もちろん我々 Sydney FC は二流だ。我々はアウトサイダーである。我々はそこには65,000 人のプレッシャーを感じずに行くことが出来る。我々は満員御礼の大声援がそこで発せられようとしていることは解るがそういう中でプレーするのは良い経験だ。“ 3月21日のシドニーでのゲームは浦和は2点先行されながら同点に追いつき、尚も逆転のチャンスがあったが勝利は得られなかった。ACL前での地元では“本命浦和”と見ていただろう。しかし、ACLデビュー戦となる上海申花戦をアウェーで勝利を収めたことから手ごたえを感じ始めたのではないか?上海申花戦を試合を引き分けておれば、または続く浦和戦を逆転負けしておれば今の Sydney は無かったのではないか? “勝利を得る為に何をすべきかを我々はよく理解している。われわれは最初の25分を 2-0 でリードしていた…私はただ考えた選手達は正しい心構えを持って試合に臨むことが重要だと。試合に勝てるという信念を持つことを。勝利を願ってはいけないんだ。プレッシャーは我々には無い、相手にある。” 16日、Sydney FC はEdensor Park でマレーシア代表を 2-0 で降した。Noel Spencer とDavid Zdrilic が前半にゴールを決めた。そしてMFのDavid Carneyが2得点をお膳立てした。しかし、Culina 監督にとって最も重要なことは怪我による離脱者がいないこと。同日アデレードで五輪代表がイラン五輪代表を 3-1 で降したが、その五輪チームの一員としてプレーをしたMark Milligan とNikolai Topor-Stanley が無傷で帰還している。Robbie Middleby の累積警告での出場停止とMFのUfuk Talay のふくらはぎの怪我が数少ない心配事である。Talay はマレーシア戦を大事を取ってベンチで観戦。
またピッチの外では元オランダ代表のPhilip Cocu の契約交渉が大詰め。そして Sydney FC サポーターのみならずオーストラリアの Football ファンを歓喜の驚愕を与えたのがJohn Aloisi のA-League 入り。
 

Aloisi と言えばPK戦にもつれ込んだ2005年11月のワールドカップ最終予選のウルグアイ戦で最後のキッカーとなりオーストラリアを32年ぶりに本大会出場を決め、ワールドカップでは日本戦でも後半途中出場でゴールを決めている英雄だ。Aloisi は既にQueensland Roar が提示した年棒AS $300,000 (約3億円じゃなかった3,000万円)のオファーを却下しSydney 入りが有力視されているとか。更にNigerian のワールドカップ選手Jay Jay Okocha も交渉リストに入っているらしい。これらは全て8月から始まる来シーズンへの準備ばかりでなくACL での準々決勝以降の戦いを見据えての事なのだろうか….

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Kewell, Vidula そして高原は.....?

2007-05-18 | Football Asia

5月13日Premier Ship 2006-07 は最終節を迎えた。この日から10日後に UEFA Champions League の決勝戦に臨む Liverpool は既に降格の決まっている Charlton と対戦。 Rafa Benitez 監督は前節に続いて Harry Kewell を後半12分にオランダ人ウィング Bolo Zenden に替えて投入。Kewell は期待に応える様にロスタイムにPK を決めてチームのシーズン最終ゴールを挙げた。この試合後スペイン合宿に向かった Liverpool のメンバーの中には Kewell も選ばれている。果たして Kewell は Liverpool の秘密兵器となり得るのだろうか?


“我々は Charlton に多くのチャンスを与え過ぎた。しかしこの試合からいくつかの肯定的な要素も見つけた。 Harry はファンタスティックであった。彼がボールを常にキープしようとしたのを見ただろう。彼は本当に良くやったよ。Champions League の決勝戦まであと1週間余りあるがこれからのチームの動向を見守らねばならない。Harry はアテネでのベンチ要員のオプションの一人だ。”とは Benitez 監督のコメント。しかし、Kewell のロスタイムの得点にはあまり触れなかった。それはこの試合を最後にチームを去るであろう Robbie Fowler の事を気遣ってだ。32歳の Fowler は今シーズン3ゴールを決めているがそれは全てPKから。この最終戦はスタメン出場を果たし89分に惜別の拍手に送られ Peter Crouch と交替でベンチに下がった。この時点では Charlton に 1-2 とリードを許していた。しかし、ロスタイムに Madjid Bougherra が“不用意な”反則を犯しPKを献上。それを Kewell が決めたのだ。かつては England 代表として活躍をした Fowler だが、来シーズンは Sydney FC を始めいくつかの A- League のチームが狙っているらしい。そしていつもは担当するPKを替わりに Socceroo の Kewell が蹴った事に何か因縁を感じる。 オーストラリアでは Kewell が Champions League のAC Milan 戦に出場出来るかどうかが Asian Cup でどれだけのパフォーマンスを見せられるかのバロメーターになると見ている事だろう。しかしスペインの La Manga キャンプに出発する前日の15日のインタビューで Benitez 監督は“AC Milan 戦のメンバーは全く決まっていない。このキャンプで見極めたい。多くの人が Harry の事を尋ねる。彼は復帰してから1時間半、交替選手としてプレーしているからね。今我々は彼が本当にフィットしているかを見なければならない。そして彼がスタメンとしてプレーできるかどうかを判断するだろう。まだ決めていない事が沢山あるよ。”と語っている。オーストラリアテレビ局 SBS のインタビューで Kewell はこの11ヶ月間の復活をかけたリハビリの辛さを考えれば今は最高の気分だ、Football をする事に飢えている。6月2日のウルグアイ戦そして Asian Cup を楽しみにしていると語りながらも、“それらは全てオーストラリア代表のスタッフと Liverpool のスタッフとで話し合って決められるもの”と慎重な考えを論じている。


しかし5月16日付のオーストラリア紙ではGK のMark Schwarzerそして Mark Viduka, Tim Cahill, Josip Skoko に並んでHarry Kewell も出場しないであろうと。5月18日頃にはウルグアイ戦のメンバー候補20人を発表するとの事であるが、Asian Cup メンバーが揃うのはシンガポールキャンプからと言う事か???
Socceroo Mania 達のもう一つの観点は今年で31歳になる Mark Viduka の来シーズンの身の振り方。所属先との契約が今シーズンで終わることから来シーズン以降彼がどこでプレーするかが色々噂されている。

Viduka
今シーズンは18ゴールを挙げたがそのうち16ゴールは Viduka が怪我から回復した12月以降に記録したもの。しかも彼の所属先が今シーズンは12位に終わった Middlesbrough、もしこれが上位のチームであったら…. そこでChmpions League の準決勝戦 Manchester United vs AC Milan の 1st Leg を中継した後のオーストラリア SBS 局の解説者 Andrew Orsatti は“ Viduka こそ AC Milan に必要な選手”とコメント。昨年ワールトカップでヒディング監督の指示通り、前線での “ Anchor “ 役を全うしチームを決勝トーナメントに導いた動きこそ今の AC Milan に必要だとの事。たしかにインザーギ、ジラルディーニョの代わりに前線に Viduka が構えておればカカーやゼードルフが生きてくるのでは無いか、その方がインザーギらを生かそうとするよりも効果的では、との事だ。また彼がイタリアのクラブで見向きもされないのはロナウジーニョの様なテクニックを持っていない為で、Serie A での攻撃的選手は技術優先と言うことでビエリの様な選手は稀な例らしい。5月5日のオーストラリア紙ではかつて KAZU が所属し、彼がチームを去って以来(別にそれが原因ではないけど)17シーズン Serie B に甘んじている Genoa が興味を持っているとの事。 Serie B の Genova は第38節を終わって勝点 73 で2位。4位 Mantova が勝点61。残り試合は4試合なので次節の Bali 戦に勝点1でもあげれば13シーズン振りの Serie A が見えて来る。そうなると Viduka 獲得に拍車もかかるのかも知れない。しかし Middlesbrough もこれから残留に向けて交渉を進めるとの事。最後に、2011 年の Asian Cup のホスト国としてオーストラリアが急浮上してきた。4年後も Asian Cup 開催国は7月から始まる Asian Cup の期間中に決められるらしいが、持ち回りで言えば次回は西アジア地区のカタール、イランまたは南アジア地区のインドが有力視されていたが本大会参加国が16に拡大された今、開催国もそれなりの受け入れ態勢が出来るところとなる。そして AFC は今回の様に共同開催案を次回は全く考えていないとの事。FFA のChief Executive である Ben Buckley 氏は“我々はオーストラリアが開催国になれると言う事を納得させられるものを持っている。しかしその機会を与えられるかは注視せねばならない”とのコメントをするも、自信はあるらしい。 1981,1993 年には FIFA U-20 ( 1981 は World Youth と名称)そして2000年のシドニー五輪開催の実績があるからだ。2011年は隣国ニュージーランドでラグビーのワールトカップが開催される。それにも対抗出来るか…….? その時はKewell は33歳。まだ Socceroos にいるかな?シドニー五輪を怪我で棒に振っただけに出場に意欲を燃やすかも知れない。 しかし私の懸念はもし今年の Asian Cup のタイトルをさらわれてしまっい、2011年のホスト国となればオーストラリアが Asian Cup 2連覇をしてしまうかもしれない。それだけに今年は絶対に日本が優勝して欲しいのだ。だが高原の Asian Cup 出場に黄色信号が灯り始めた。そして中村も決勝戦まで残れ無いとも……

本当に大丈夫かなぁ…. Asian Cup のタイトルも….. 俺の Asian Cup 遠征も……..