Mr.コンティのRising JAPAN

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Kewell, Vidula そして高原は.....?

2007-05-18 | Football Asia

5月13日Premier Ship 2006-07 は最終節を迎えた。この日から10日後に UEFA Champions League の決勝戦に臨む Liverpool は既に降格の決まっている Charlton と対戦。 Rafa Benitez 監督は前節に続いて Harry Kewell を後半12分にオランダ人ウィング Bolo Zenden に替えて投入。Kewell は期待に応える様にロスタイムにPK を決めてチームのシーズン最終ゴールを挙げた。この試合後スペイン合宿に向かった Liverpool のメンバーの中には Kewell も選ばれている。果たして Kewell は Liverpool の秘密兵器となり得るのだろうか?


“我々は Charlton に多くのチャンスを与え過ぎた。しかしこの試合からいくつかの肯定的な要素も見つけた。 Harry はファンタスティックであった。彼がボールを常にキープしようとしたのを見ただろう。彼は本当に良くやったよ。Champions League の決勝戦まであと1週間余りあるがこれからのチームの動向を見守らねばならない。Harry はアテネでのベンチ要員のオプションの一人だ。”とは Benitez 監督のコメント。しかし、Kewell のロスタイムの得点にはあまり触れなかった。それはこの試合を最後にチームを去るであろう Robbie Fowler の事を気遣ってだ。32歳の Fowler は今シーズン3ゴールを決めているがそれは全てPKから。この最終戦はスタメン出場を果たし89分に惜別の拍手に送られ Peter Crouch と交替でベンチに下がった。この時点では Charlton に 1-2 とリードを許していた。しかし、ロスタイムに Madjid Bougherra が“不用意な”反則を犯しPKを献上。それを Kewell が決めたのだ。かつては England 代表として活躍をした Fowler だが、来シーズンは Sydney FC を始めいくつかの A- League のチームが狙っているらしい。そしていつもは担当するPKを替わりに Socceroo の Kewell が蹴った事に何か因縁を感じる。 オーストラリアでは Kewell が Champions League のAC Milan 戦に出場出来るかどうかが Asian Cup でどれだけのパフォーマンスを見せられるかのバロメーターになると見ている事だろう。しかしスペインの La Manga キャンプに出発する前日の15日のインタビューで Benitez 監督は“AC Milan 戦のメンバーは全く決まっていない。このキャンプで見極めたい。多くの人が Harry の事を尋ねる。彼は復帰してから1時間半、交替選手としてプレーしているからね。今我々は彼が本当にフィットしているかを見なければならない。そして彼がスタメンとしてプレーできるかどうかを判断するだろう。まだ決めていない事が沢山あるよ。”と語っている。オーストラリアテレビ局 SBS のインタビューで Kewell はこの11ヶ月間の復活をかけたリハビリの辛さを考えれば今は最高の気分だ、Football をする事に飢えている。6月2日のウルグアイ戦そして Asian Cup を楽しみにしていると語りながらも、“それらは全てオーストラリア代表のスタッフと Liverpool のスタッフとで話し合って決められるもの”と慎重な考えを論じている。


しかし5月16日付のオーストラリア紙ではGK のMark Schwarzerそして Mark Viduka, Tim Cahill, Josip Skoko に並んでHarry Kewell も出場しないであろうと。5月18日頃にはウルグアイ戦のメンバー候補20人を発表するとの事であるが、Asian Cup メンバーが揃うのはシンガポールキャンプからと言う事か???
Socceroo Mania 達のもう一つの観点は今年で31歳になる Mark Viduka の来シーズンの身の振り方。所属先との契約が今シーズンで終わることから来シーズン以降彼がどこでプレーするかが色々噂されている。

Viduka
今シーズンは18ゴールを挙げたがそのうち16ゴールは Viduka が怪我から回復した12月以降に記録したもの。しかも彼の所属先が今シーズンは12位に終わった Middlesbrough、もしこれが上位のチームであったら…. そこでChmpions League の準決勝戦 Manchester United vs AC Milan の 1st Leg を中継した後のオーストラリア SBS 局の解説者 Andrew Orsatti は“ Viduka こそ AC Milan に必要な選手”とコメント。昨年ワールトカップでヒディング監督の指示通り、前線での “ Anchor “ 役を全うしチームを決勝トーナメントに導いた動きこそ今の AC Milan に必要だとの事。たしかにインザーギ、ジラルディーニョの代わりに前線に Viduka が構えておればカカーやゼードルフが生きてくるのでは無いか、その方がインザーギらを生かそうとするよりも効果的では、との事だ。また彼がイタリアのクラブで見向きもされないのはロナウジーニョの様なテクニックを持っていない為で、Serie A での攻撃的選手は技術優先と言うことでビエリの様な選手は稀な例らしい。5月5日のオーストラリア紙ではかつて KAZU が所属し、彼がチームを去って以来(別にそれが原因ではないけど)17シーズン Serie B に甘んじている Genoa が興味を持っているとの事。 Serie B の Genova は第38節を終わって勝点 73 で2位。4位 Mantova が勝点61。残り試合は4試合なので次節の Bali 戦に勝点1でもあげれば13シーズン振りの Serie A が見えて来る。そうなると Viduka 獲得に拍車もかかるのかも知れない。しかし Middlesbrough もこれから残留に向けて交渉を進めるとの事。最後に、2011 年の Asian Cup のホスト国としてオーストラリアが急浮上してきた。4年後も Asian Cup 開催国は7月から始まる Asian Cup の期間中に決められるらしいが、持ち回りで言えば次回は西アジア地区のカタール、イランまたは南アジア地区のインドが有力視されていたが本大会参加国が16に拡大された今、開催国もそれなりの受け入れ態勢が出来るところとなる。そして AFC は今回の様に共同開催案を次回は全く考えていないとの事。FFA のChief Executive である Ben Buckley 氏は“我々はオーストラリアが開催国になれると言う事を納得させられるものを持っている。しかしその機会を与えられるかは注視せねばならない”とのコメントをするも、自信はあるらしい。 1981,1993 年には FIFA U-20 ( 1981 は World Youth と名称)そして2000年のシドニー五輪開催の実績があるからだ。2011年は隣国ニュージーランドでラグビーのワールトカップが開催される。それにも対抗出来るか…….? その時はKewell は33歳。まだ Socceroos にいるかな?シドニー五輪を怪我で棒に振っただけに出場に意欲を燃やすかも知れない。 しかし私の懸念はもし今年の Asian Cup のタイトルをさらわれてしまっい、2011年のホスト国となればオーストラリアが Asian Cup 2連覇をしてしまうかもしれない。それだけに今年は絶対に日本が優勝して欲しいのだ。だが高原の Asian Cup 出場に黄色信号が灯り始めた。そして中村も決勝戦まで残れ無いとも……

本当に大丈夫かなぁ…. Asian Cup のタイトルも….. 俺の Asian Cup 遠征も……..


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