Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

FIFA World Cup 2010 は日本開催?????

2007-05-01 | FIFA World Cup


大型連休の序盤の3連休は穏やかに過ぎようとしている。明日から二日間出勤すればその後は4連休。まぁ会社に居ても仕事もしないスチャラカ社員の私は休んでもいいんだけど、“営業成績トップのお前が真面目にしてくれないと示しがつかない。”なんて営業部長から専務までこちらに勤務態度の模範になって頂戴とお願いしに来る変な会社ですから….. それに四半期の末日が近づく度に“もっと売ってくれないか?”と私の所に拡販詣でに来るのだから、3月中旬には腹が立つから“俺は打ち出の小槌じゃないぞ。給料を上げる権限を持っていない人は黙ってて下さい。”と一喝した。ここ数年私は一般のサラリーマンが夢見ているような会社生活を送っているが、その昔に想像していたみたいに快適でもないなぁ… 仕事量は増えるが給料は上がらないし、故に時間当たりの給料は低下線をたどる一方。会社の独身女性からは不倫の対象には見てくれないし。(俺はそんなにルックスだって悪くないぞ。身長も175cm あるし。でも金がないか?それにルックスを判断するのは女の子達だしなぁ)この奇跡的に持続されている販売成績がひたたび少しでも落ちれば“それ見た事か…”と散々私が見下してきた無能な課長や腰巾着部長どもが逆襲してくるに決まっている。だから今の内にせいぜい横暴に振る舞ってもっと見下してやろうと思う。

しかし、それは会社の中での話。家に帰れば17年連れ添った女房には頭が上がらない。今日はショックな事を言われた。計画していた7月の Asian Cup 遠征を切り出すとたった一言。

“ダメ”

 “昨年のワールトカップは反対しなかったじゃないか”
“毎年毎年いけません。”
“それでは(6年生の)子供と行くよ” するとマザコンの抜け切らない一人息子は

“ママが行かないならテレビで観る。”

“お前去年のワールトカップもそう言っただろう。ホテルもチケットも手配済みだったのに。” すると女房は
“ほら私が入っていなかった。”
“お前のチケットも後で入手しただろう?”
“後で手配したのが気に入らない”
“今それは関係ないやろ??”

夕立が始まる直前の空の様に一気に暗雲が私を覆い始めた3連休目の夜だった。 しかしそんな私に目を疑うニュースが。

2010年W杯振替国に日本も

かつては2.0以上を誇った俺の視力も….. と一瞬思ったが…. だが伏線はあったのだ。 4月12日付の BBC News では2010年 ワールトカップ ホスト国の南アフリカが異例のコメントを発表した。
Mandela and Desmond Tutu with the World Cup trophy 
参加国は大会期間中近隣諸国にベースキャンプを張っても良いのではないか? Danny Jordan Chief Executive は“多くのアフリカ諸国に2010年大会に関わって貰いたい一存だ”とコメントしているが。これは建前に過ぎないだろう。競技場は何とかなっても31カ国も受け入れられるだけの施設が無いのだ。しかし大会が始まる7日前迄に開催国に入らねばならないと言う ワールトカップ の規約違反。その特例を FIFA に求めたのだ。しかしこんなのは最初から判っていたこと、立候補をする時点でいや、少なくとも開催が決まった時に申請すべき事だ。 Jordan 氏は大会当局が FIFA に試合が開催される都市から飛行機で90分以内の所にベースを張って試合日の前日までに試合のある都市に入れる事を認めて貰う様に要請すると語っている。例えばブラジルは旧ポルトガル領だったモザンビークに留まりたいであろうしスワジランドはトレーニングキャンプには適している所だ。ともコメントしている。この Jordan 氏は恐らくスポーツをした事がないのだろう。言葉の問題よりも移動距離を減らす事がどれだけ選手のコンディションにとって重要か??それでも Jordan 氏はFIFAはこの規約変更には同情的であるだろうとコメントしている。更に大会期間中は世界から35万人から40万人の人が訪れると予想しているが、もし自分の国がベースキャンプを張る近隣諸国を根城にしてくれれば開催国、南アフリカのホテル事情が緩和されるとも言っているが、こういう人が Chief Executive を務める国ではワールトカップを開催すべきでは無い。例えば(いや絶対に)日本がアジア予選を突破し大会に参加した場合、1次リーグは中4日から5日の間隔で3試合が行われるが、その間他の試合は見れないってことかぃ??更に Townships ( 都市郊外の黒人居住地区 ) の人々の為に Affordable Ticket ( 安価な購入しやすいチケット ) の準備を要求するつもりだと無茶苦茶なコメント。チケットの価格決定等は開催国ではなく FIFA に権利がある。その上昨年ドイツで各都市に設置された 大型のスクリーンを含めた Fun Zone の設置を FIFA に頼む始末。確かに FIFA ならそれくらいの財力はあるだろうが Jordan 氏は“アフリカ最初のワールトカップは成功せねばならない。我々は失敗をしたくない全ての人々の興味はこのワールトカップが成功する事でその為に全力を尽くさねばならない”とのコメントで結んでいるが最初から立候補などしなければ良かったんとちゃうんか??ともう呆れてしまう。

南アフリカ開催をずっと支持してきたFIFA ブラッター会長も南アフリカでワールトカップ開催が出来なかったと言う予期せぬ時の為のプランがある事を認めた。そして南アフリカの準備状況が常に不安が付きまとっていると言う心配も吐露した。BBC のある番組で“ワールトカップの振替国は準備されている”と暗にそれが必要でないであろうが、言う事も語った。その振替開催地は England 頭一つリードしており、他にもアメリカ、メキシコ、スペインそして日本がリストアップされているとの事。ブラッター会長は“もし何かが起こった時の為に断固として振替開催国を決めておかねばならない。前回のドイツ大会でもそうだったが、天災、体制の変化- 誰もがFootball に否定的になった時など…” 昨年ブラッター氏は試合が予定されている10の会場の建設、改装工事の進行具合に不安を感じている事を語り12月には Thabo Mbeki 南アフリカ大統領は2010年大会が他の国で行われることを断固と拒否した。
しかし F.A. ( 勿論 England ) はまだ2010年の ワールトカップ が England で振替開催される事は何も聞いておらず“FIFA とはまだ何も話し合っていない”とBBC Sport にスポークスマンは語っている。 “確かに我 England には最高級の競技場に世界屈指のインフラを誇っているが振替開催は仮想の話だ。我々は南アフリカが2010年のホスト国に向かっていると信じている

Fifa president Sepp Blatter
” ブラッターは何度も2018年のワールトカップホスト国は欧州- English FA はそれを手に入れようとしているが、よりもアジアであると何度も言っている。 “私は開催国のローテーション、南北アメリカ大陸、欧州、アフリカまたはアジア、は守るべきと考える。従って2014年の次のワールトカップはアジア大陸で行われるべきだ。”とコメントをしている。 しかし2018年大会開催は England は並々ならぬ野心を持っている。公式研究によると England が最も開催に適していると言われている。Gordon Brown 長官は“Football を世界に与えた国”にワールトカップを戻すべきだとも語っていた。そして2012年のロンドン五輪に次いで行われる2018年のワールトカップを England に誘致し2010年代を Britain’s Sporting History とすべきとも言っている。 しかし、現在FIFA の規定する競技場は England には6競技場しかなく 2012年のロンドン五輪に次いでわずか6年後にスポーツイベントの為に莫大な予算をつぎ込むべきか?との論議もある。Hugh Robertson スポーツ相は政府の“大変愚かな宣伝の危険な行為だ”と非難する。“ Gordon Brown は彼が引き起こした五輪の予算取りの収拾に腐心すべきだ、さもなくば既に約束をしながらまだ守られていない公約を本当に遂行すべきだ。”と付け加えている。しかし欧州ではイタリア ( 1938, 1990 ) フランス ( 1934, 1998 ) ドイツ ( 1974,2006 ) の列強が既にワールトカップを2回開催しているのにFootball の母国 England がまだ1回、それもライバルドイツがEngland 開催から8年後に最初にワールトカップを開催しながら既に2回も開催しているのが鼻もちならないらしい。2006年大会も当初は England が有力視されていたがフーリガン問題が足を引っ張り大会を誘致出来なかった。それだけに次に欧州にワールトカップが戻ってくる時は England でと言う雰囲気が漂っている。それがまだ England 内部では反対の声が上がっていたのだ。ただ振替開催となると反対に誘致しやすいのではないか?? そして2018年に日本が単独開催と言うのはまだ早計だ。2018年はオーストラリアが立候補予定だ。それにオランダ、ベルギーの植民地大好きコンビがEURO2000以来の Big Event 開催を目論む。だが一つ言える事は3年後のワールトカップは南アフリカでは開催すべきでないと言う事だ。これは私一人の意見では無い。ここに常駐した商社マンやここを担当市場とする営業マンは皆異口同音に“犯罪ワールトカップになりますよ。”と教えてくれた。ついでに私的な結論で 2010年はオーストラリア、ニュージーランド共同開催(実際にこの話昨年発生し、また今再燃焼を始めている。所属する“大陸”が違うが振替開催と言う事でここは大目に特例で??)2014年はブラジル(これはほぼ決まりだろう)そして2018年に England そして2022年に日本単独開催。これでどうだろう。
そうすればまだ何度かワールトカップ観戦にでかけられるチャンスがありそうだ。

今夏アジアカップ遠征が危なくなって来たので是非に……..