Mr.コンティのRising JAPAN

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元 Ireland 代表 Nial Quinn, Bangkok に登場

2006-03-26 | Football Asia
ACL Champions League が始まったが、タイから出場資格があったチームは提出書類の不備があったということで信じられない理由で失格処分に。そのタイの国内リーグ、英語ではThailand Premier Leagueと表記されているが、そこからの Newsを。あまり話題にならなかったかつて Ireland 代表としてプレーした Nial Quinn がタイの強豪チーム BEC テロサーサナで現役復活デビューを果たした。 
3月5日に行われた国内リーグの第6節、対Tobacco Monopoly戦で40歳の Quinn は FW として先発出場し70分プレーした。試合は両チーム退場者を1人ずつ出す中 1-1 で引分けた。試合の三日前にバンコック入りした Quinn は自身の久しぶりのプレーに満足をしているとのコメントを残している。
Tobacco Monopolyは昨シーズンのリーグ王者で今年の ACL 出場資格がありながら失格となったチームの1つ。Quinn の所属するBEC テロサーサナは2003年ACLの準優勝チームだ。 
Quinn はArsenal と1983年に契約を結び1990年に Manchester City に移籍。その後1996年にSunderland に移り2003年までプレーをした。まだ80年代当時は移籍が盛んでなかったことがよくわかる。代表暦は1987年にデビューを果たし84試合アイルランド代表としてプレーをした。1988年、Bulgariaらを予選で退け欧州選手権本大会に出場。初戦で England を 1-0で破った時の代表に加わっている。そして1990年のワールドカップイタリア大会にも出場。エジプト戦でゴールを決めていている。その4年後のワールドカップアメリカ大会にはエントリーされなかった(怪我でもしたのかな?監督の構想に合わなかったのか?)しかし、2002年の日韓大会には36歳で代表入り、カメルーン戦こそ出番は無かったが続くドイツ戦では73分から、サウジアラビア戦では後半から、そして決勝トーナメントのスペイン戦でも55分にKelly Gary に替わって出場を果たしている。 そして翌年には引退その後 Sunderland のコーチを務めたりしていたが、最近では解説業をしていた。 彼は身長196cmと典型的なというよりも古典的な Center Forward であった。
引退後はMick McCarthy の後を受けて Sunderland の監督にもと噂された。Bookmakers はこの監督後任人事にAlex McLeish と Kevin Ball を 9-2 で表示と伝えNiall Quinn も50-1と発表したが直後に 33-1 にまで下がったと。また当時からイングランド代表監督であった. Sven-Göran Eriksson の賭率も 80-1 とまで発表された。 
だけど彼が Bangkok で現役を復帰する事は賭けの対象になっていただろうか? もしこれに賭けていた人がいたならきっと大もうけしたに違いない。 しかし、アジアに移ったとは言え40歳で尚も現役に復活するその姿勢には脱帽だ。これからタイは地獄の4月と言われるような高温多湿の季節がやってくる。 うまく乗り越えて欲しい。それからもしテロサーサナが優勝すれば来年、AFCに Quinn も出場するかな?このさい手続きも彼に行ってもらったほうがいいかもしれない。


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