この風景、何か不思議ですね。 「駄菓子屋と外国人」
海外の観光客向けに「観光コース」になっているようです。こんなコースを選ぶとは、かなりの日本通?
「下町散策コース」とか、もしかして「繁栄から取り残され、見捨てられた、東京の影を探すコース」とか、そんな訳ないか・・・・・。
通訳(英語)がいて、「チョコレート菓子」を手に持って、店の女性に何やら質問をしているようでした。右端の後退した白髪に白い髭、青いシャツを着たおじさんです。やたら「腰が低い」人でした。写真にそんな感じがでていると思うのですが・・・・・。判るかなァ~(^^;)
もしかして、日本の流通業を視察に来た、米国の「駄菓子業界」のツアーだったりして、そんな訳ないか・・・・・。
「いや。もしかしたら」「腰の低い」おじさんに「その気配」があったような気がしないでもなかった。会話が「英語」だとは判ったが「意味」は不明であった。
この2枚の写真は2004年6月に撮ったもので、翌年に行った時は駅前再開発事業が始まり、取り壊されていました。昭和の風景がまたひとつ消えていきます。
都市とはそういうものなのでしょう。
懐かしいと言う人もいれば、汚らしいと言う人もいます。
この駄菓子問屋街を、昭和の貴重な文化遺産として保存すべき、何て運動は起きませんでした・・・・・・起きるわけないよなァ。
わたしは「薄汚れて、うらぶれて、寂しい、」が好きなんですがね。ただし、眺める風景としてですが・・・・・・。
ピカピカなビル街に変身しても、半世紀も過ぎればきっとまた郷愁を誘う風景になるのか?・・・・・・。
ガラス、コンクリート、金属、合成樹脂、このような「天然素材を化学変化させた素材」で造られた建築物は、時が経っにつれ「単なる汚い粗大ゴミ」の集合体になり果てるだけ・・・・・・・そんな気がする。