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近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

鳩山政権から菅政権で面白くなるのか?

2010年06月14日 | 世間話し
7月の参議院選挙を前にして鳩山総理と小沢幹事長が辞任しました。

あれだけマスコミと検察の連合軍に叩かれ、内閣支持率も、政党支持率も下がれば、辞任するしか選択肢はなかったと思います。

鳩山氏が辞任する時は、小沢氏も同時に辞任するのがフツウの選択です。どちらか片方が残る選択肢もありませんでした。

鳩山氏が小沢氏を道連れにしたとか、小沢氏が鳩山氏を道連れにしたとか、主導権はどちらにあったのか? 政変のシナリオは誰が書いたのか? 何て、いろいろ云われています。本人達は、当然、それなりに、お互いに、主導権を主張しているようです。

まぁ、誰が見ても、誰が考えても、参議院選挙前に二人が辞め、新しい顔で参議院選挙に挑むのが、フツウの選択だったと思います。お互いに、どのタイミングにするか考えていたと思います。

それにしても、鳩山氏は何十年も政界にいて、与党議員としても、政治を見てきた筈なのに、対米交渉を相当に甘く見ていたのが不思議です。やっぱり“おぼっちゃま”だったようです。

市民活動家出身で、核廃絶でノーベル平和賞のオバマ大統領ならば、きっと、日本の主張を受け入れてくれると思ったようです。

日本の官僚が政権与党の政策に抵抗するように、アメリカの軍部も、そう簡単には、大統領の言いなりにはならないのです。大統領でも、そう簡単に軍部に口だしできないのです。

オバマ君と鳩山君が二人だけで、仲良く話し合えば、海兵隊の基地の一つや二つどうにでもなると思っていたのですが、オバマ君も鳩山君も、互いに、政権トップの地位にありながら、それほどの権力は持って居ないのでした。

世の中は、複雑にして怪奇、いろいろな事が、いろいろと複雑に絡みあい、簡単には解けないのでした。

それでも、私は、鳩山氏を評価したいと思います。

戦後の政権で、初めて、アメリカに“ノン”と云った総理だからです。これからは、これまでのように、言いなりにはならない事を、アメリカは、すこしは?認識したと思います。

いろいろあった結果として、自民党案を踏襲する辺野古移設案で合意しましたが、しかし、県知事も、市長も、県民も市民も、すべてが反対ですから、移設は事実上不可能でしょう。

兎に角、対米関係の変更、官僚主導から政治主導への変更、これは大変な革命ですから、そう簡単には行かないのです。それなりに、もう少し、長い~~眼で、民主党の政治をみていこうと思うのです。

少なくとも、衆議院議員の任期の2期分8年は民主党政権でいろいろやってみないと、答えは出ないと思います。

それで、菅総理ですが、対米関係、対官僚関係も、面と向かって、ストレートに、ノンを云わないで、じっくりと、徐々に、変更していく戦略なのでしょう・・・・・・か? まったく取り込まれたとは、思いたくないのですが・・・・・・。 

それで、消費税ですが、菅総理も見直しを言及し、野党自民党も“10%”の引き上げを参議院選挙の公約に掲げたそうですから、これで引き上げは“率と時期”の問題に移ったようです。

消費税を引き上げて、税収が上がり、財政が健全化して、景気も良くなり、国民の所得が向上し、国民の暮らしも楽になり、自殺者も減り、老後の心配もなくなり、国民すべてが幸福になり、すべて、ヨカッタ!ヨカッタ!になるのなら、だ~~れも、反対しないのですが・・・・・・。

なかなか、そうはならないので、みんな心配しているのです。

政治はそんなに万能ではないと思います。今は、悪い事を、すべて政治の所為にしている様な気がします。

世の中、いろいろ複雑で、怪奇で、面倒で、絡み合っていて、関係していて、ムズカシイのだと思います。

財政赤字が解消しても、“面白くもねぇ”世の中になっているかも知れません。


それでは、また明日。




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