歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

丸真正宗は「みつぞう」か?

2007年06月24日 | 東京の風景
昨日の続きです。

やっと辿り着きました。「丸真正宗」の「小山酒造」です。このお店は「小山酒店」となっています。昔からあったのでしょうか? 私の記憶にはありません。


杉玉です、造り酒屋の印です。小山酒造の直営店のようです。


「東京で唯一の蔵出し地酒の店」何ですね。


私の記憶では、122号線に面して石の門柱があり、通りから奥まった所に木造の酒蔵が見え、「丸真正宗」と書かれた煙突が空高く聳えている風景です。

煙突も、門柱も、見あたりません。空高く「マンション」が聳え建っていました。マンションの角に、「丸真正宗」と「→」の看板。→の方向に酒蔵があるようです。


→に従い、角を曲がると、ありました!石の門柱です。


酒蔵と云うよりも、新しい「酒工場」が建っていました。赤く錆びた「愛酒報国」の看板は、酒蔵時代のものと思われます。煙突は有りませんでした。

門柱の表札には「小山新七」と書かれています。この「新七さん」が社長なのでしょうか?

創業者の名前を代々受け継ぐ方式が老舗には良くあります。現社長は「○代目新七」とか、だったりしてね。

この名前を見て、思い付きました。「新七」の「新」に、屋号等に良くある「丸何とか」をくっつけて、酒らしい名前の「正宗」と合体して、「丸新正宗」と考えたのです。

しかし、「シン」は、あたらしい「新」よりも、まことの「真」の方が、重みがある・・・・・・何て事で、「丸真正宗」が誕生した・・・・・そんなところではないかと、思うのであります。

そこで、調べてみました。

1.小山新七が明治11年(1878年)に創業

2.小山新七は、埼玉県指扇の「小山本家酒造」の次男

3.小山本家酒造の創業は文化5年(1808年)

4.小山酒造の現社長は「小山 光三」

と、云うことでした。「小山酒造」は「小山本家酒造」の「分家」のようです。本家は「東日本最大の清酒メカー・・・HPより」で、年間売り上げが「85億円・・・HPより」だそうです。

ここにも「埼玉」の影があったのです。赤羽は「ほとんど埼玉県」なんです。

「○代目新七」ではなく、「光三」さんが現在の社長さんでした。三男のようです。長男と次男はどうしたのでしょうか。

「光三」は「こうぞう」と読むのでしょうね、「造り酒屋」だから、「みつぞう(密造)」何て読みだと、『犯罪か!』何て「突っ込み」が入り、笑えます。

ここまで書いて何ですが、私、日本酒は自分で買ってまで飲む気はしません。あの「甘さ」がダメなのです。辛口と云っても、当然焼酎と比べると甘いです。

この「小山酒造」、見学ができるそうです。入館料は300円で、日本酒が一杯無料で飲めるそうです。但し、5名以上で予約制で申し込みは1週間以上前からだそうです。



聳える「煙突」が、聳える「マンション」に大きく変わっていました。日本酒は焼酎、ビールに押されて大変だったのでしょう。

もう落ちるところまで落ちたので、これからは「這い上がる」だけです。

ガンバレ! 丸真正宗!

それではまた明日。 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岩淵謎の「駐車場寺」正光寺 | トップ | 埼玉県の標識が変です!? »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2011-11-09 22:30:58
落ちるとこまで落ちてないですあのマンションも小山さんの物で大金持ちですよ
返信する
誤解ですよ (cocoro1)
2011-11-10 09:55:37
落ちるところまで落ちたのは“日本酒”の需要です。小山さんの財政状況とは関係有りません。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東京の風景」カテゴリの最新記事