歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

春日部 ⑯ 古利根公園橋は素晴らしい!そして橋上の彫刻たち! 

2018年04月16日 | 街の風景

前回の続きです。

現在、かすかべ大通り(旧日光道中)と公園橋通りの交差点にいます。右に曲がり古利根公園橋に向かいます。

それで、地図にあるように春日部には、古利根川に、古隅田川に、ちょっと離れた越谷には元荒川が流れています。そして、旧日光道中で、旧とか、古いとか、元とか、いろいろな過去が名前にくっついています。

それにしても、長ったらしい「大落古利根川」の名称ですが、「大落」っていったい何?なんて読むの?と思ったのでした。

大落を調べてみら、農業用排水(捨てる・落とす)路の意味で、幹線排水路なので「大落」と書いて「おおおとし」と読むそうです。そうすると支線は「こおとし」と云うこと?

地元の方も、いちいち「おおおとしふるとねがわ」何て云わないと思います。慌てて云うと舌を噛みます。

と、云うことで、”おおおとしふるとねがわ”の名称には、川の用途と歴史が詰め込まれていたのでした。

大した”落ち”のない”まくら”でした。

それでは、古利根公園橋に向かいます。車道側には街路樹が植えられ、根元には枯山水的な仕掛けが施され、広い石畳の歩道に、脇には白壁の蔵。そして、青い空と白い雲、なかなかの風景です。気に入りました。

橋が見えてきました。おばあちゃんも元気に歩いています。

公園橋です。

う~~ん。かなりの開放感です!気持ちいい~~!い~~い眺めです!

こちらが、橋の、公園の、メインモニュメント! 

パンフによると、

『中央に”県鳥”の白小鳩をデザインした風見鶏に、麦わら帽子をイメージしたアーチ。光と風をテーマにした全長79㍍の橋上公園です。市政30周年記念事業として昭和59年に建設されました』 

と、あります。昭和59年と云えば1984年で、いまから34年前、以外と古かったのです。見たときはかなり最近できたような気がしていたのです。

それにしても、しかし、”市政”の30周年で、メインモニュメントのそのまた中心に、”県の鳥”のシラコバトなんでしょうか? ちょっと理解に苦しみます。

春日部と云えば、藤の牛島が全国区です。私としては藤の花房をデザインしたものが、ここには相応しいと、思ったりしたのです。

それと、もうひとつ、序でに、云いたいことを云ってしまいます。

アーチの下と、少し離れてあるカーポートの屋根みたいな、雨よけ的?日除け的?設置物は、全体の景観から浮いています。もう少し工夫があっても?何て思ったりしたのです。

橋上公園はとても、気に入ったので、つまらない事を云ってしまいました。橋上公園イイです!すばらしいです!

こちら、 桑原巨守さんの作品「夏」

作者コメント
「輝く太陽、爽やかな涼風、咲き乱れる野の花高原にすくっと立つ少女 私の抱く夏のイメージを彫刻にしてみました」

ださうです。橋上公園にピッタリの彫刻です。

こちらは、齋藤肇さんの作品 「春陽」

作者のコメントはナシ。

春の陽に日除けの帽子で素っ裸。ホント!彫刻には女性の裸はよくあるのです。美しさの象徴として? 神は、神の姿に似せて、人間を造った? 美しく完璧な姿は、神のお姿? 西洋文化の直輸入でいいの?

こちらは、「思い出」 作者は山本正道さんです。

作者コメント

「誰もが持っている遠い記憶の中の風景を、物静かなフォルムの中に刻みつけました」

汚れを知らない少女、まさに神のお姿。両手を胸にあてた仕草を見つめていると、おじさんとしては、目がウルウルしてしまいます。

最後はこちら、「ジーンズ・夏」作者は佐藤忠良さんです。

作者コメント 長いです。

「若い娘達がジーンズ姿で歩くのを見るたびに硬い木綿と肉体とが織りなす皺の起伏が呼吸しているようにみえ、彫刻にしてみようと土を手にしたのが1970年の「ジーパン」という1メートルちょっとの作品であった。この小さな彫刻が展覧会で多少の評価があったようで、当時似たような作品が他の展覧会にもチラホラしたことがある。
以来、私はジーンズの女性を20体ほど彫刻にしてきている。この他に私には帽子を被った作品もいくつかあるけれど、作品にこうした小道具めいたものをあしらうと、ときに風俗彫刻に陥ることがあるので、その辺のストレスの闘いが、そのたびごとに私の大きな課題になった。この「ジーンズ・夏」は、そうした課題の中で制作したひとつで、1984年の制作である」

いろいろ大変だったようです。それにしても「風俗彫刻」なんて言葉があったとは、まったく知りませんでした。それにしても、胸の垂れ具合がリアルです。モデルさんの胸をそのまんまですか?

※彫刻の詳細はこちら・・・http://www.yuugaku-kasukabe.jp/4%20tenjishitu-exhibition/1%20tyoukoku-kasukabe/1%20chokoku%20top%20.htm

いちおう、橋上公園の彫刻達はこんな感じでした。

兎に角、橋まで続く道、そして、橋上公園、とても、とても、ヨカッタ!です。

橋上公園を眼下に望みつつ、まあ横からでもいいですが、軽い食事や、お酒など少し頂ける、素敵なカフェなどあったら、もう最高です。

そろそろ藤の花が咲く季節、調べたら今年は例年より開花が早いようで、そろそろ見頃を向かえたようです。

それでは、次回また。

 

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春日部 ⑮ 粕壁宿の蔵造りの前... | トップ | 春日部 ⑰ 粕壁宿案内板の海道... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さかいのぶよし)
2019-10-19 06:09:10
彫刻の若い女性の夏。老婆の厚着「冬」。写真で女の変化を四季に演出。春日部市。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

街の風景」カテゴリの最新記事