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日本ファースト参政党は "ブーム" で終わる? "スタイル" として定着? そして残念横綱!豊昇龍!

2025年07月18日 | 世間話し

参議院選挙も終盤戦となりました。次の日曜日、20日が投開票日です。

参議院選界隈の政治状況を大雑把に眺めると、進次郎コメ人気は儚くも消え、国民民主党の "手取りを増やす! " キャチコピーも賞味期限切れ、今や、世の中、参政党人気が爆上げの様相。

当初、石破茂クンは、勝敗ラインを非改選を含め、自公で過半数を維持(50議席)すれば勝利だと、かなり、かなり、勝敗ラインを下げていました。

しかし、しかし、最近のマスコミ各社の議席予測では、各社ともに、自公の過半割れを言及しています。これまでは、与党不利の情報が流れると、危機感を煽り、支援組織を引き締め、最後は盛り返して結果オーライで、与党勝利。

しかし、しかし、今回は、各社の調査でも、与党の劣勢は投開票日に向かって、さらに、更に、拡大傾向のようです。

自民党は、政治と金で、いろいろ云われていますが、賞味期限が切れたと云うか、政権担当能力の無さが、やっとこ、さっとこ、バレたと云うか、メッキが剥がれたと云うか、自民党時代は終焉を迎えたのです。

世界的にも、歴史的にも、30数年間、経済は成長せず、所得は低下し続け、それでも、政権交代が起きない国は、民主主義国家では、日本以外、存在しませんでした。

今回、やっとこ、さっとこ、日本も、それなりに民主主義国家となった?

でも、しかし、それでも、衆参で与野党の逆転が起こっても、何か新しい政治が、新しい時代が、始まる気配は感じ無いのです。今の、与党も、既存野党も、ほとんど政策的には変わらないのです。

政策的には変わらないので、自公が過半数割れとなっても、野党連立政権は生まれず、自公と既存野党の何れかと、連立を組む算段はできている筈。でも、野党は選挙期間中は連立入りは、口が裂けても云いません。

そこで、新規参入の政党に有権者の目と耳が向かうのです。

既存野党の、立憲、国民、維新で、新規参入は、左に"れいわ新選組"、右に、"参政党"に、"保守党"に、訳の分からん"再生の道" ←参議院選挙には候補者は立てていたっけ?

"れいわ" は新規参入組としては、そろそろ、既存政党の仲間入りが近いです。そして、残念な事に、前回の衆議院選の比例投票数の、約400万票が、限界のように思うのです。日本の有権者数は約1億4百万人だそうで、ざっと見で、率として4%弱です。

それは、何故かと云えば、れいわも、その支持者もリベラル派です。リベラルは、話し方も、話の内容も、表情も、堅い、硬い、固いのです。解りにくいのです。

れいわを支持する、マニアックな層は、ざっと見400万程度が限界と思います。これ以上の支持を伸ばすには、マニアック層から、一般大衆政治的無関心層を意識した、内容、話し方、表現、表情の工夫が必要と考えます。

山本太郎も、大石あきこも、櫛渕 万里も、固い、硬い、堅いのです。そんな中での "やはた愛ちゃん" 的な柔らかさは貴重かも知れません。ただ一言、大阪弁でまくしたてるのは、関西地方だけしましょう・・・、その他の地方では関西弁を不快に感じる一定の層があります。

都議選での愛ちゃん、関西弁での応援演説は票を減らしたと思います。私も、早口で捲し立てる関西弁は好きではありません。吉本芸人を想起し、何か、怪しさ、如何わしさを感じてしまうのです。

それで、東京選挙区の山本ジョージ候補ですが、それなりに、立派な経歴で、立派人物なのですが、一般層に浸透してません。選挙はそれなりに人気投票。ムズカシイ事は、一般層には理解されません。

政治は、それなりにポピュリズム。一般層に対しての訴え方が重要です。最近の山本太郎は、真剣、深刻、悲壮感モードで、余裕とか、柔らかさとか、とても、とても、消えています。大衆から嫌われます。

そんな中、ポピュリズムで、移民、外国人規制で、日本ファーストを掲げ、外国人が増えると、犯罪が増える! と叫ぶ、参政党の人気は爆上げしています。選挙戦は、コメから外国人規制に移ったようです。

国政選挙で、外国人規制を叫んだのは、政党要件を満たす国政政党としては、参政党が初めてです。

日本も、欧米諸国の移民・難民排斥の、自国ファーストの流が日本にも上陸したようです。

賃金が、上がらないのは、安いのは、外国人労働者のせいで、それに加えて外国人の犯罪が増加し、治安が悪化!  よって、外国人は追い出せ!  

この論理が、この理屈が、兎に角変化を期待する層、政治無関心層、右も左も解らない層、保守層、そして、極右層から支持されているようです。

"賃金が上がらないのは外国人労働者のせい" これだけは、それなりに正しいと思います。

外国人の犯罪率が日本人より高いという統計はないようです。ただし、昨今のマスコミ報道をみていると、ときより、外国人の犯罪報道を眼にします。昨日も、何処かの区で、飲食店の違法な客引き行為で、4人の中国人が逮捕されたニュースを見ました。

外国人の犯罪が、目新しいから報道する? それとも、それなりの意図が?

以前、統計的には戦後一貫して殺人事件は減少しているのに、昔と比べて、殺人事件が増加していると、巷で、世間で、囁かれたのです。これは、マスコミ報道が原因でした。

ある外国人が、テレビでの殺人事件報道が多いので、ほかの国と比べて、日本は治安が悪いのかと思ったそうです。

海外では、殺人事件の報道は小さく扱われるようです。ほんと、日本のテレビでは、殺人事件を、大きく扱い、殺し方も、微に入り細に入り、ひつこく報道します。これでは "体感治安" は悪化します。

話を参政党に戻します。

参政党は、子供ひとりに十万円支給とか、減税とか、オーガニックとか、再生可能エネルギーとか、反ワクチンとか、そして、そして、不法移民排斥とか、国民主権の否定で天皇主権とか、選択的夫婦別姓に反対とか、左的に見えるメニューも取り揃えています。

リベラルからは、左ぽい政策は、票を取る為の単なるエサで、本音は、排外主義で、明治憲法回帰で、正体は、バリバリの極右勢力で、羊の皮をかぶった狼だと・・・。私も、そんな気がします。

それで、問題の外国人排斥ですが、最近は、日常的に、外国人、特に、東南アジアの方、たまに、中東、アフリカ系の方を、ここ数年、近所で、見かけるの機会が増えて来ました。

旅行者として都会の街中で、観光地で、見かけるのと、日常の居住地域で見かけるのでは、かなり、異なる感覚を抱くのです。

この居住地域で見かける外国人が増えたことで、体感的不安が、体感的治安悪化が、参政党支持につながっていると考えます。

毎日のウォーキングコースでも、3軒ほど海外の方の家を見かけます。また、農作業中の畑の脇を通ると、時折聞こえてくる中国語、食品スーパーでも時折すれ違う中東の方、我が地域においても、まあ、こんな感じです。

日本中で、農業、漁業、林業、製造業、サービス業、至る所の、いわゆる3K的な業種を中心に、それなりの賃金で、それなりの外国人が働いているのです。

しゃべる言葉、肌の色、眼の色、髪の色、いろいろ異なる人たちには、一般大衆としては、それなりに不安を抱くものです。

この漠然とした不安に、既成政党は、まったく答えて来ませんでした。れいわ新撰組も然り。

れいわ新撰組は、参政党の左からのカウンターパートになっていない。

2024年末時点で、日本に住む在留外国人の数は約376万9,000人で、前年比10.5%増加したそうです。不法? 非正規? 在留者は約7万人ほどだそうです。

※こちらの建物、我が町の隣、牛久氏にある法務省の建物。人家から離れ周囲は林野。

※「牛久法務総合庁舎」との看板表記で、何のこっちゃ? ですが、法務省出入国在留管理庁の管轄で、別名、「入国者収容所」です。

外国人技能実習生の数は23年末40万人だそうで、5年間で2.5倍。国別での上位三か国は ベトナム約18万人、インドネシアが約4万3千人、中国が約4万人。

欧米での、移民・難民増加問題で、排外主義的政党が、政権をとったり、連立に加わったり、野党第一党になったり、世界は、排外主義に向かいつつあります。

世界的ブームの自国民ファースト、参政党もこのブームにあやかり、外国人規制を、追い出しを、叫んでいます。

リベラル派は、外国人労働者問題を、移民・難民問題のにからませて、人道主義、人権主義の側面で語ってきました。

これでは『外国人技能実習制度』と云う名の、低賃金・労働者確保政策を、左から補完するだけです。

労働問題として、経済問題として、格差問題として、社会の分断問題として・・・では、無くて。

給料が上がらない問題として、物価が上がる問題として、結婚問題として、子供作れない問題として、外国人が増えた問題として、それなりに、考えないと・・・、このままでは・・・戦争の時代に突入します。

ホント、世界も、日本も、不満のはけ口として、違いを探し出し、違いを強調し、分断を図り、増幅し、憎しみ、争そう、時代に突入しています。

違いを見つけ出す努力よりも、互いの共通項を見つけ出す努力です。やっぱり、何てったって、仲よくした方が楽しいのです。

それにしてもホント、経済低迷で、少子高齢化で、人口減少で、外国人労働者の受け入れ・・・ムズカシイ問題です。

やっぱり、もう、世界的に見ても、歴史的に見ても、現状は、社会的、経済的、政治的に、限界にきているのかも? いや、きています!

本日は、少しばかり、長くなりました。

これで、認知機能低下対策は終了とします。

それでは、また。

あっ! 長くなったついでに、豊昇龍の休場ですが、思っていたとおりです。豊昇龍に"横綱相撲"は無理なのです。彼の取り口は、土俵際での逆転サーカス相撲が本分。彼自身、横綱相撲を取ろうと、それなりに努力しているようですが、努力すれば、するほど、ドツボに嵌ります、沼に嵌ります。それを承知で、興行的側面だけで横綱にした協会に、大きな責任があります。豊昇龍は、幕内上位と三役の間を、行ったり来たりしていればよかったのです。

以上。

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