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近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

集団的自衛権の憲法判断で解散総選挙で安倍政権は勝利!その後で株安円高で失速して退陣します!

2015年06月17日 | 世間話し
安保法制はどうなるのでしょう。

6月4日の憲法審査会で専門家3人全員が「集団的自衛権は違憲です」発言から、情勢は安倍政権に幾分不利な方向に動き出した、ような、マスコミ論調ですが、どうなのでしょう。

それにしても、菅官房長官の“合憲とする専門はいくらでも居る発言”そして、その後、発言を批判されると“数の問題では無い”発言。

菅さん、ホントのところ、憲法とか、平和とか、理想とか、あまり深く、真剣に、真面目に、考えたことなど無さそうな、兎に角、国会議員になりたかった、ただそれだけのオジサンに見えます。

人となりとしては、それなりに苦労して、下から這い上がって来た方なので、それなりに人間的には魅力があり、一緒に酒を酌み交わしつつ世間話などするには、いいかも知れません。

話しが逸れました、

それで、安保法制の行方ですが、先日、あの大阪市長と安倍さんが会談したことで、いろいろ取り沙汰されていますが、安保法制の可決への協力依頼でしょう。維新が賛成すれば、強行採決は免れます。

安倍政権が、押されているようですが、でも、しかし、民主と維新を、集団的自衛権でギュギュウ押し込めば、民主も維新も分裂は必至。

維新だけではなく、民主党の大部分?も集団的自衛権には賛成で、単に手続き論で、野党の立場として、それなりに安保法制に反対の姿勢を装っているだけです。

国民の6割程度、そして憲法学者の大多数は、集団的自衛権は違憲との判断です。でも、しかし、国会の大多数派は合憲の立場。

民意と専門家の判断と、民意で選出された国会議員の判断が、見事に、逆転しているのです。

でも、しかし、民意なんてものは、知識もない、責任もない輩の無責任な意見で、専門家は国民の安全と平和よりも、紙書かれた憲法を守ることが仕事、最終的な判断は、国家的な視点と責任で、国会議員が決めること、何て、云われると、それなりに、納得したりする風潮が・・・・・・。

でも、しかし、兎に角、民意と学者の違憲論をまったく無視すれば、それはそれで支持率は下がるのです。支持率と、株高と、円安に支えられている安倍政権です。

株高も円安も潮目に来ています。ここで支持率が下がれば、自民党内の求心力も低下して、安倍さんの気力も体力も低下します。

安倍さんは守りに弱いのです。常に攻撃的姿勢を見せることで、精神の安定が保たれているのです。一端、守りに入ったら、あっと云う間に自爆します。

そんな性格が、エジプトでのイスラム国への挑戦的な発言とか、積極的平和主義とか、再三注意され、謝罪をしても、堪えきれずのヤジとかに、それは表れているのです。

と、云うことで、安保法制で“民意を問う”として積極的な、挑戦的な、衆議院解散に撃って出る作戦が実行されるかも?

橋下との会談も、それとなく解散風をちらつかせる作戦の始まりかも? 民意も学者の意見も、総選挙で勝てば、それでケリが付くのです。違憲もへったくれも無いのです。

総選挙では、どう考えても、どう見ても、自民党も公明党も、現状維持的な議席を獲得する筈です。選挙の投票は別の論理が働くと云うか、大半の投票は、自民党だから、公明党だからと云うことで投票されるのです。

選挙の勝敗は10%程度のいわゆる浮動票の行方で左右されるのです。

民主党も、維新も分裂選挙で議席減、違憲論の民意の大半は共産党に向い、社民党はほんの少しのおこぼれ程度。共産党は議席倍増で、社民党は微増。

ここに違憲論を掲げて、若くて新鮮で魅力的な人達が、新たな政党を立ち上げ、選挙戦に挑めば、100議席は間違い無し・・・・・・、まぁ、それは、夢のまた夢。

それで、民意を受けて安倍政権は万々歳で、“戦後レジームからの脱却”政策は、次のステップに踏み出すのです。

それで、とても、とても、気になるのは国立大学に対して、文部大臣による“国旗国歌”に対する“要望”です。要望は、通達になり、強制になります。

そして、その次は、祝祭日に国旗の掲揚が国民の義務として、要望され、強制されることでしょう。掲げない家は、お先棒担ぎの“隣組”に締めあげられるのです。

日の丸は、それなりに美しく、君が代も、それなりに感動したりするのですが、単にそれだけでは、無いことが、怖いのです。

その先に、一人一人の国民の考え方まで、国家が強制してくることが怖いのです。これでは、北朝鮮であり、共産中国であり、全体主義で、独裁国家です。

北朝鮮や中国と絶対に“価値を共有”したくありません。いゃ、もしかして共有するとお友達で、敵対関係は友好関係に変わる?

話しが逸れました。

兎に角、専守防衛で、個別的自衛権で、平和的で、自由な、戦後レジームからの脱却なのです。そんな戦略と戦術を掲げる政党の出現が待たれるのです。でも、とても、とても、無理だよな・・・・・・。

そこで、期待するのは“株安と円高”です。安倍のミックスの失敗で、安倍政権の支持率が下がり、この政治状況が変わることです。こちらは、かなり、現実的になってきました。


ハイ、今日は、これでお終い。

それにしても、本日の“なでしこジャッパン”の対エクアドル戦の「1対0」での勝利はチョットばかし不満です。少なくとも3-0、多くて6-0での勝利。


それでは、また。


コメント
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