歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

①善福寺川で神父とスチュワーデスと“松本清張”

2013年03月04日 | 東京の風景

曇り空の寒~~い月曜日です。

今週は明日の火曜日あたりから、春の陽気になるそうです。

先日の土曜日、久しぶりに東京に行って来ました。でも、歩きまわるのが目的ではなく、ちょっとした用事があり、車で出掛けたのです。

それでも、すこしだけ時間が空き、周囲を歩きました。時間にして45分程度の散策でした。

実は、前日よりそれなりに歩く場所は決めていたのです。前日の思惑としては2時間は歩けると思っていたのですが、残念ながら45分だけで、目的地には辿り着けませんでした。

それで、その場所とは、ここから、始まるのです。


と云っても、この写真からは、誰も、何処だか判らないのです。俺は判る!何て、近所の方が居たりして・・・・・・。

都内にしてはそれほど?の料金です。家の近所では一日最大700円です。


駐車場の料金を眺めつつ、時計の時間を気にしつつ、目的地を目指します。


ここから、何故か? モノクロの世界にスリップします。この住宅地の佇まい、それなりに漂う空気に、どことなく、京成とか、東武とか、北千住とか、堀切とか、そんな地名とは異なる匂いを感じるのです。たぶん、半分は私の思い込み?


でも、やっぱり、この建物の感じ?は、押上とか、鐘ヶ淵とか、町屋とか、すこし匂いが・・・・・・・。

こんな建物も、塀とか、木立の様子とか、違うのです。


この神社も、どことなく、それとなく、違うのです。


兎に角、違うと思えば、違う風景に見えて来るのです。


“目的の川”が見えて来ました。


ここは、何を隠そう、あの“善福寺川”なのです。ここは杉並区の大宮八幡の近辺。


善福寺川、大宮八幡、と云う事は、神父とスチュワーデスで、殺人事件となるのです。

あの“松本清張”が昭和34年に発生した事件を小説化した「黒い福音」の舞台です。それで、雰囲気をだすために、写真はモノクロにしたのでした。


昭和34年ですから、1959年で、今から53年ほど前の話で、知っている人は知っている、知らない人は知らない、遠い昔の事件です。


何故に?そんな事件を?と、お思いでしようが、そのキッカケは、ローマ法王ベネディクト16世の退位でした。

法王の退位も、その背景には、きれい事ではない、ドロドロとした世俗的、本能的、欲望が見え隠れしている・・・・・・、そんな巷の噂に、53年前の事件を思い出したのです。

53年前の容疑者?ではなく、重要参考人“ベルメルシュ神父”のまわりにも、いろいろとドロドロとした噂があったのです。

曇り空の寒い日には、松本清張が似合うのです。


それでは、また。





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