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歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

放射能は明るく楽しくカンタン除染!

2011年08月03日 | その他
つくば市は高いのです。

第一原発から約170㎞位離れているのですが、市内でも原発に近い北部よりも、遠い南部のほうが、現在でも、何と2倍も数値が高いのです。

これは、市の中心部にある「高エネルギー加速器研究機構」の測定データーですが、原発が水素爆発をした3月14日から15日にかけて、最大値“1マイクロシーベルト/時”を超す数値が観測されています。


現在の空間線量から推測すると、市の南部では倍の“2マイクロシーベルト/時”程度の放射能汚染があったと思います。

これは、つくば市が発表しているデーターです。

中学校に、


小学校に、


幼稚園に、


公園です。


国は、年間線量を“20ミリシーベルト”までは、“安全基準”と云うか、“我慢基準”と云うか、すったもんだの末に決定してしまいました。

爆発前までは「1ミリシーベルト」だったのです。非常時だから、20倍でも我慢しろと云っているのです。

「年間20ミリ」は、いろいろな生活条件を想定して、毎時に換算して“3.8マイクロシーベルト”に決めたのです。

決定の大騒ぎは忘れ去られ、“3.8以下は安全”として、平然と、まことしやかに、当然のように、語られているのです。もう、国が安全と云ったら、何が、何でも、3.8以下はOKとなってしまったのです。

本来の、爆発前の、基準では、年間1ミリで、毎時では0.19μ以下が安全基準だったのですが、もう、行政は知らんぷりです。

もしも、原発の爆発が起こるまえ、たまたま“0.3μシーベルト”の放射線量で汚染された町が発見されたら、大変な騒ぎで、新聞1面のトップ記事になっる筈です。いまでは、“3.8”以下では、誰も、何も、大騒ぎしないのです。

先日、NHKの朝の番組で、“家庭で出来る除染の仕方”を、ゲストを交えて、明るく、楽しく、語らっていました。恐ろしい時代に突入したのです。ブラックジョークではないのです。

そのなかで、ほら、“こんなに線量が低下しました”と云って、映し出された線量計の数値を見ると、何と、何と、“2.3”と表示されているのです。作業前に比べて1/3から1/5になったと、みんなで喜んでいるのです。

それを見たゲストのひとりは、除染後の数値に“エッ!?”と驚きの表情を見せました。でも、しかし、3.8以下であれば、安全に暮らせる数値だと、もう、国が決めたので「2.3」ならば、テレビでは、誰も、何も、云わないのです。

茨城県は文科省と一緒に、全県隈無く、点ではなく、面で放射線量を測定するそうです。この紙面には書かれていないのですが、ある報道では測定器は米軍からの借り物と伝えていました。米軍はいろいろ持っているようです。


測定結果は8月中旬に公表されるようですが、知りたいような、知りたくないような、複雑で微妙です。

夏休みですが、孫のお泊まりをどうするか、悩んでいます。


コメント
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