歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

原子炉が安全停止したら“国民栄誉賞”ものです

2011年03月24日 | 世間話し
毎日、毎日、第一原発です。

マイクロシーベルトに、ミリシーベルトです。

つくば市では、11日以降「0.05」から徐々に増加し、「0.25」前後で推移しています。一時は「0.5」を瞬間越えたこともありました。たぶん雨の所為だと思いたいです。

そして、昨日からは、水道水で“ベクレル”が出てきました。

放射線の発見者で、その功績により1903年ノーベル物理学賞を受賞した。フランスの物理学者の“アントワーヌ・アンリ・ベクレル”(1852年 - 1908年)さんから付けた単位だそうです。

こんな人です。


ホントに、毎日、毎日、現実とは思えない映像がテレビ画面に流れます。

これまで観たこともない、放射線学者?や原子力学者?が画面から、大丈夫です。安全です。と、云ってくれているのですが、彼らのほとんどは、事故前には、原発は安全、大丈夫と云っていた方々だそうです。

それでも、危ない!もう手遅れだ!と、云われるよりも、そんな過去を持つ方々でも、現状では、信用した方が精神的に良さそうなので、画面を見つめて、そうか、そうか、と、頷いています。

アルコールに放射線障害の“軽減効果”があるとの学説を堅く信じて、原発から立ち上る、白や、灰色の煙を見つめながら、焼酎のお湯割りを飲む毎日です。

昨日の夜、寝る前に精神をリラックスさせようと、“南伸坊”の「単なる冗談」(ちくま文庫1989年)を引っ張り出して読んでいたら、

“・・・なにも原子力発電所がバクハツしたわけじゃあるまいし・・・”なんて事が書かれていたのです。

原子力発電所はバクハツしたのです、これにはかなり応えました。伸坊さんも、まさか、22年後にバクハツするとは夢にも思わなかったでしょう。本はその時点で部屋の隅に放り投げ、“ラジオ深夜便”を聞く事にしました。

“バクハツ”と云えば、NHKの“岡本太郎”の特集番組の前宣伝で、“芸術はバクハツだァ!”の台詞がカットされていました。

そう言えば、民放は水素爆発で原子炉の建屋が吹き飛ぶシーンを流していましたが、NHKは流しませんでした。自主規制でしょうかね。まぁ、あまり観たくはないシーンですけどね。

東電職員、消防、警察、自衛隊、皆さんの決死的な行動には頭が下がります。原子炉が安全に停止し、放射性物質の流出が止まったら、全員に“国民栄誉賞”を授与しても良いと思います。

兎に角、原子力には手も足も出ません。

それにしても、原子力保安院の“広報官”は、どうにかして貰いたいです。優秀な方なのでしょうが、見た目に、安心感がなく、会見途中で部下に聞いたりして、とても頼り無さそうなのです。

人は、兎に角、先ず、見た目です。


それでは、皆さん、神様、仏様に無事を祈りましょう。


コメント (1)
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