鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその976~竹鶴政孝パート236

2014-11-11 12:31:05 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート236、余市蒸溜所です。

久しぶりに余市蒸溜所に行きました。
車で1時間半の距離にあるので、好きならいつでも行けばいいのに、と思われるでしょうがなかなか行けません。
隣町・仁木の果樹園に行く用事も今年からなくなり、「ついで」は減る一方です。
何度も私の趣味に付き合わすこともできないので、私一人が休みの日を狙って行ってきました。

蒸溜所では真っ赤なリンゴをイメージした制服のガイド嬢が忙しそうに案内していました。
朝ドラ「マッサン」効果で団体や個人の来場者が増えているのは明らかです。

レストランや売店がある駐車場で降りて、まずはすべての施設を素通りして正門まで移動しました。
そこからいつものようにひとつひとつの施設を見学しました。

今回の見どころは蒸溜棟。
3基のポットスチルが稼働していました。
キーとかギーとかそれぞれが違う大きな音をたてて撹拌しながらの蒸溜作業中でした。
温度計は97度~99度を指していました。
石炭を焚いている独特の臭いが全身をつつみます。
今や世界でここだけ、伝統をかたくなに守る蒸溜方式を満喫しました。

次は旧竹鶴邸。
政孝の晩酌ボトルやグラス、政孝がリタにメッセージを書いて贈った本などが展示されています。
建物の奥に入ることができませんが、見取り図と写真で紹介しています。
マイウイスキー作りの時に奥まで入って見学したときのことを思い出しました。

そしてウイスキー博物館。
ここは何度行っても発見があります。
今回は有料試飲室近くに展示しているオールドボトル。
ボディにラベルが無く、首にスペシャルウイスキーと書かれたボトルがありました。
この深い刻みの入った横長丸のデザインボトルの存在はこれまで気づきませんでした。
1989年と表記していたような気がしますが定かではありません。
次回デジカメで撮ってきて調査したいと思います。

そしてその右にある古地図ボトル4種。
琉球・中国・九州の古地図ボトルは入手済みなので、残り1種類をじっくり観察してきました。
他の人の目を気にせずにガラスに張り付いて時間をかけましたが、歳のせいで細かい字が厳しい・・・情けないけれどこれが現実です。
何となく判ったのは、もしかしたらこれは世界地図ではないか?ということ。
正面を向いている辺りはシベリア辺りでしょうか?
大陸の右端にあるのが日本列島のようです。
そしてさらに右、大洋を越えてボトル裏側に描かれている大陸の名がAMERICAと読める気がします。
しっかり確認できずコレクターとして実に残念でした。
次に行くときは単眼鏡とデジカメの完全装備を持参するつもり。

この話、ニッカのオールドボトルコレクター以外にはどうでもいい話でしょうね。

最後は売店。
余市蒸溜所限定のボトルが増えていました。
「1980's 余市」「1990's 余市」「2000's 余市」のフルボトルと180mlボトル。
予算の関係で一番安い「2000's 余市」の180mlボトルを買ってきました。
それでも2700円!
他のボトルはアニバサリーでもないとなかなか買えません。
昨夜は当然これを試飲しました。
2000年から2009年の余市モルトで作られたウイスキーは、フルーティさと余市らしい力強さをすでに兼ね備えていました。
57度のストレートは私には強すぎましたが、水で半分に割るとこれが実にうまい!
何とか我慢して半分残し、次の機会に楽しみをつなぎました。

さあ次は小金を準備して覚悟して行かねばなりません。




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