鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2098~竹鶴政孝パート305

2022-06-20 12:46:50 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート305、「ウイスキーを趣味にする」です。
先日、本屋さんで「ウイスキーを趣味にする」という本書のタイトルを目にしてハッとしました。
20代半ばでニッカウヰスキーのピュアモルト・ブラック/レッドに出会って惚れ込み、家飲み用にウイスキーを常備するようになり、気が付けば40年近く経っていました。
これまでニッカウヰスキーを中心にいろいろなウイスキーを味わってきましたが、趣味を聞かれて「ウイスキー」と答えたことはありません。
飲兵衛を自認するようで抵抗があったからです。
また好きなお酒を聞かれて「ウイスキー」と答えると、珍しいものを見るような目で見られることも、「趣味はウイスキー」と答えづらくしたのだと思います。
本書のタイトルはズバリ「ウイスキーを趣味にする」です。
そうです、「趣味はウイスキー」と答えることは何も恥ずかしいことではないのです。
本書を読み、抵抗なく「趣味はウイスキー」と答えられるようになりたいと思い、すぐに読み始めました。
内容紹介を引用します。
=====
専門YouTubeチャンネルが、優しく、楽しく、ウイスキーの味わい方を伝授!
数量限定でオリジナル紙製コースター付き!
※数量限定の特典につき、特典の在庫がなくなり次第終了いたします。
チャンネル登録者数 12万人!
ウイスキー専門YouTubeチャンネル「CROSSROAD LAB」が解説を担当したウイスキー入門書です。
「CROSSROAD LAB」の解説動画と連動しています(本を読むだけでも大丈夫! )。
本を読んでから動画を見てもよし、動画を見てから本を読んでもよし!
まるでBARのマスターによる、軽妙なトークを聞いているかのような解説で、初心者の方でも、ウイスキーにはまっている方でも、チャンネルのファンの方でも、大満足できる内容になっています!
【目次】
Part1
イチから知りたい!
ウイスキーの基礎知識
ウイスキーの定義から種類、ラベルの見方まで
Part2
家飲みを楽しもう
ハイボールに最適なウイスキーから
家飲み道具、透明氷の作り方まで
Part3
世界のウイスキー
日本/スコットランド/アメリカ/カナダ/アイルランド/その他観方
Part4
もっと知りたいウイスキーの話
グレーンウイスキー、カスクストレングスから
ウイスキー着色の真実や偽造ウイスキーまで
Part5
飲んでみたいウイスキー
飲み比べしたいウイスキー
=====
読み始めて気づいたのは、著者の説明ではウイスキー初心者が理解できないと思われる箇所があちこちにあることです。
もう少し詳しく説明した方が良いのにな。
と考えながらハッとしました。
本書のサブタイトルは「人気YouTuberが教えるウイスキーの楽しみ方」。
著者のYouTubeチャンネル「CROSSROAD LAB」と併せることで文字や写真だけでなく動画と音声で立体的に理解が進むようになっているのです。
これは読書の新しいカタチです。
テレビの世界では新しいカタチがどんどん進行しています。
テレビの視聴候補はこれまでテレビ局とビデオだけでしたが、今ではネットを介した動画が主役の地位を奪おうとしています。
若い世代を中心にテレビは大きく変わっていますが、本書により読書にも同様の道があることを知り驚きました。
読書は今後どういう道をたどるのでしょうか?
とても楽しみです。
・・・という話は本書の主題ではありませんのでこれくらいにして、本書の感想に入ります。
冒頭でも書きましたが40年近くウイスキーを嗜んできたためウイスキーについて多少の知識はあるつもりでしたが、本書を読んで自分が無知であることを思い知らされました。
本書から多くの知識を得ることでウイスキーの楽しみ方が広がることを感じました。
どんな知識を得たかを自分用に少し書き留めておきたいと思います。
・トワイスアップをするときのウイスキーと水はどちらも室温が望ましい。
 この記述に出会うまで冷蔵庫のミネラルウォーターを使っていました。
 室温の水を加えることで、高濃度のアルコールにより溶け込んでいた芳香がより多く解放される
 のですね。
 室温の水に替えてから美味しさが少しアップしたように感じます。
・ブレンドウイスキーはモルトウイスキーの美味しさを引き立てるようにグレーンウイスキーを
 うまく使っているので安くて美味しい。
 この記述にもハッとしました。
 これまでブレンドウイスキーはピュアモルトやシングルモルトより美味しくないという
 固定観念にとらわれていました。
 これからは本書で紹介されていたブレンドウイスキーにも挑戦したいと思います。
 特に潮の風味を感じるピート香の強めのウイスキーがブレンドウイスキー部門で何本か
 紹介されていたので近い内に味わいたいと思います。
・スコッチ・アメリカン・ジャパニーズなどの世界のウイスキーから相当な数をピックアップして
 飲み比べしたり、人気投票したりしてその味わいを具体的に紹介している。
 有名メーカーに偏ることのない評価は信頼できそうです。
 ジャパニーズ・ウイスキーのシングルモルト部門では残念ながらサントリーに軍配が上がって
 いましたが、ブレンドウイスキーやハイボールにあうウイスキーの部門でニッカウヰスキーの
 フロム・ザ・バレルが予想以上に高い評価を受けていてうれしかったです。
 まだ何本か在庫があるはずなので久しぶりに味わいたいと思います。
本書にはたくさんのウイスキーが紹介されていました。
それもそのほとんどが最新情報です。
しばらくの間、本書をバイブルとしていろいろなウイスキーを試したいと思います。
ただしニッカファンとして晩酌の主軸はニッカウヰスキーのセッションから変えるつもりはありません。




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