最近めっきり桜子のピアノシーンが減った『純情きらり』。東京音楽学校の入学試験シーンも演奏無しとは寂しい限りですね。今までに桜子が弾いていたモーツァルトのピアノ曲が楽しめるファジル・サイのCDをご紹介します。ファジルはトルコ出身の異色のピアニストですが、このCDでは彼のスタイルの一端を聴くことができます。ファジルのコンサートの様子を録画で見ましたが、体型的には小柄で頭が大きく、グローブのような大きな手で丁度アシュケナージのような感じです。やや客席側に開いた感じで置かれたピアノ椅子に深くかけ、ペダルを踏む足のかかとは宙に浮いているという変わったスタイルです。時々左手で指揮をしたり、客席をチラ見したり、ずいぶん余裕があるように見受けられました。アンコールはファジル風トルコ行進曲。ファンキーだったモーツァルトがもし現代に生きていたらきっとこんな感じじゃと思わせるラグタイムを聴かせます。これぞホンバモノのトルコ行進曲?
Variations On 'Ah, vous dirai-je, maman' K.265: Thema
(マロニエ荘で達彦と連弾した想い出の曲)
Piano Sonata K.330 in C Major: Allegro moderato
(喫茶マルセイユで達彦を待って弾いた曲)
最近、熱情、ワルトシュタイン、テンペストのはいったCDも発売されていますョ。
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