粋なオヤジになりたくて

♪一日おきにリリースしています。アップされるのは約5ヶ月遅れです。♪

Kathleen Battle - Cavalleria Rusticana 1997

2006-06-23 | 音楽で振返る90年代


キャサリン・バトルは87年頃にニッカウヰスキーの『私はおいしいウイスキーを知っています』というキャッチコピーのCMでヘンデルの『オンブラ・マイ・フ』を歌っていましたね。スコットランド風の海岸線(?)の空撮でひらめいた純白のロングドレスがかっこよかった。バトルというとワガママでオーケストラと対立というイメージですが、 他のブログを読むと”その「ワガママ度」は往年のソプラノ歌手マリア・カラスに比べたら、うんと小さい。 ”との意見もあります。
 さてこのCDは97年発売とありますが、買ったのはワシントンDCだったと思いますが、発売直後だったようでかなり山積みの状態で売られていたと記憶しています。ピエトロ・マスカーニの代表作「カヴァレリア・ルスティカーナ」はTVドラマ『白い影』でも使われていましたが、バトルの繊細な声にぴったりの曲ですね。このCDは名曲揃いですのでロング・ドライブで持って行きたい候補に最適(眠くない時に限る)だと思います。



(全然関係ありませんが、小生実はキャスリーンと誕生日が同じです!)

 もうひとつ特筆すべきことは伴奏のハープシコードが奇才アンソニー・ニューマンということです。小生未だに35年前の彼の若き日のハープシコード演奏のアルバムを探しています。当時スイング・ジャーナル誌上では鍵谷幸信氏がニューマンのバッハを絶賛して物議をかもしていました。(残念ながらこのアルバムはCD化されていません)小生は最近までバッハの半音階的幻想曲とフーガにおける彼の演奏が楽譜通りだと思っていましたが、実は楽譜に書かれていない全く彼独自のアドリブがコーダ部分にはいっています。
1.J.S. Bach : Italian Concerto in F major BWV 971
2. Rameau : Sarabande from " Zoroastre "
3. Haydn : Sonata No. 33 in c minor Hob. XVI/20
4. J.S. Bach : Chromatic Fantasy and Fugue in d minor BWV 903
5. F. Couperin : Les baricades mistérieuses
6. A. Newman : Chimaeras I & II

(けっこうアヤシイ感じのジャケットでしょ?小さいですが、上部で瞑想しているのが彼です。このようなアルバムを捜し求めて時々神保町を徘徊しています。)

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