さて伊方発電所でひと仕事を終えて、松山駅に戻ってきたのは16時10分。東京行きの最終の飛行機が19時10分発なので、松山で残されたお楽しみの時間はちょうど3時間というわけだ。
(みかんをイメージしたと思われるカラーリング。ホームには外人女性の姿も。)
松山駅から150円の路面電車の伊予鉄に乗って30分ほどで道後温泉に到着。
ところでこの伊予鉄だが、明治20年に創立、翌年に狭軌の軽便鉄道としては日本初で松山~三津間の営業を開始し、民営鉄道会社としては「南海鉄道」に次ぐ、日本で2番目の歴史があるとのことです。当初運行していた車両は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の中でも“マッチ箱のような汽車”として登場しています。これは現在では復元されて「坊っちゃん列車」として毎日時々運行していますが、SLの形をしたディーゼルだそうです。
まぁ道後温泉とはどんなところか見て帰ろうと思ったわけだが、道後温泉本館の前まで着たらやはり一風呂浴びたくなってしまった。計画を変更して銭湯並みの料金400円払って一番安いエコノミー・コースへ入場。50円を支払うと石鹸付でタオルもレンタルできるのでスーツ姿で行ってもぜんぜん大丈夫です。
(文化財と言える貴重な建物)
(時間があれば1200円以上のコースで2階の風呂に入ってから窓際でゆったり過ごすのがお勧め)
なかは撮影禁止だが、神の湯男性浴室はほぼ年配男性のみ。泉質は普通の単純アルカリ泉で湯の温度はそう熱くはない。湯殿の壁には「坊っちゃん泳ぐべからず」とのシャレの効いた看板があった。
もっとゆっくりしたかったが弾丸出張ゆえ30分で温泉を後にして、再び伊予鉄で市内中心部へ向かう。
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