東京音楽喫茶紀行 - 神保町『Olympus』

　客先コールで久々に神保町にやってきた。１３時過ぎにランチタイムを迎えて立ち寄ったのは『Olympus』。こんなところにジャズ喫茶ができたんだんですね。『Olympus』というのは今世間を騒がせている会社ではなく、一世を風靡したJBLのヴィンテージ・スピーカーの名称。なるほど鎮座している姿が美しい。壁にはLPジャケットがずらっと飾られていて、ビリーホリデーの名盤レッディー・イン・サテンの下辺りに着席。ランチタイムの店内は結構客が入っている。小生が注文したのはチキンのレッドカレー。




　神保町と言えばカレー天国だが、なるほど通りにノボリが出ているだけあって、ここのカレーもなかなか辛くてコクもあってうまい。しかも食後のホットコーヒーがまたうまい。これでセット価格１０００円はお得感アリ。一方ジャズの方はランチタイムのせいか、音量は控えめでボサノヴァやウエスモンゴメリーの聴きやすい選曲。とてもコルトレーンが聴ける感じがしない。肝心のスピーカーの方は低音の締まり具合が甘いように感じだ。ここはまた夜来てみないと真価がわからないな。