粋なオヤジになりたくて

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東京音楽喫茶紀行 - 白山『映画館』

2011-03-08 | 音楽喫茶紀行
 
 取引先での仕事を終えて息抜きに立ち寄ったのが『映画館』。道路から草の生えた古い階段を数段下りたところにあり、その佇まいは昭和か70年代という感じ。扉を明けると先客は無。ヨーロッパ系のピアノトリオがかかっていた。グランドピアノを型取った黒い大テーブルに着席する。脇では柱時計が時を刻み、正面には管球アンプと音量によって揺れるオシロスコープの波形がみえる。照明もなかなか個性的だ。



 小生が注文したのはジントニックとミックスナッツ。このジントニックが大きな氷入りのロックグラスで現れてビックリ。ショートカクテル程度の量しかなく、ビールを追加で注文。計1630円也。



 あとから来た客はひとりオヤジ2名にひとりOL1名。オヤジさんも何かリクエストがあればと気さくにおっしゃっていただいたのだが、初来店につきじっくり様子見させていただいた。選曲もJ.R.Monterose, Toru KonishiとあまりなじみのないものがLP,CDと取り交ぜてかかる。

 結論から言うとこの店は小生が訪れたことのある東京に現存するジャズ喫茶では最も居心地が良い。まず音質が心地よい。キンキンした高音は排除されている。大音量と書いていた方もいらしたが、昔はこの位の音量だったと思う。そのうえ佇まいが往年の正しいジャズ喫茶を継承していて素晴らしい。ご近所にお住まいの方や近くにお勤めの方がうらやましい。これからも用事をつくって帰りに通ってみるか。


(再訪)

 2、3日して仕事帰りに立ち寄った。この日は入口で黒猫がお出迎え、あとはひとりオヤジが3人ほど。今度はエイヒレにビールを注文。計1030円也。マスターから『何かリクエスト』とまた言われてしまったので、ではと2つほどリクエウトしたら、なんだ好みじゃないのか両方ともないじゃん。『レーベルは?』なんて聞かれて参った。管球アンプのピアノの音は高音が揺らいでいたな。まだヴォーカルを聴いたことがないな。。。



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