粋なオヤジになりたくて

♪一日おきにリリースしています。アップされるのは約5ヶ月遅れです。♪

Lancia Stratos 成層圏の彼方から再び

2006-07-21 | スポーツ全般
 通勤電車のなかで日経新聞を読んでいたら興味深い記事を見つけたので取り上げたい。英国ではバックヤードビルダーというニッチな車を製作する小規模な会社が多くあるが、そのなかにランチャ・ストラトスHFのレプリカのキットカーを製作しているホークカーズ社がある。日本のアタカエンジニアリングという会社がここからボディとシャシーのみを輸入してエンジンなどニッサン製をベースにチューニングして、日本に適合するように自社で組み立てて販売するという話だ。価格は従来よりは安くなるらしいが、まだまだサラリーマンには夢の領域には違いない。しかしこんな熱い人には拍手を送りたい。オリジナルのランチア・ストラトスHFはWRCのホモロゲーション獲得のために500台しか生産されていない。小生も街で見かけたことは2~3回しかない。73年当時サンドロ・ムナーリのオフィスと呼ばれ、フェラーリディーノのエンジンを積んでいたと記憶している。このキットカーの諸元を見ると一番おとなしいタイプでパワーウエイトレシオが4.5位ということはセヴン並だ。コックピットは広く感じられるらしいがDimensionは3700×1770×1140mmとかなり小さい。今みても懐かしいというよりもむしろまだ未来的に見えるところがスゴイですね。当時のカーグラフィックの試乗記は確かこう締めくくられていた。『このくるまのキーは返したくない』

 ところで今の若者は残念なことに2シーターのスポーツカーに乗りませんねぇ。昔『モータースポーツはリアルスポーツだ』というCMのコピーがありましたが、今はワンボックスやSUVみたいなクルマばかりが人気ですね。結婚とか子供なんて全然考えてないくせに不思議ですね。あるいはドイツ製高級車とか。車=ステータス、スポーツカー=子供っぽいとでも考えているのでしょうか。パワーステアリング、オートマチック、エアコンなどドライバーに優しくなって真のスポーツカーとは言えない状況になってますね。小生サラリーマン人生を茅ヶ崎でスタートしましたが、当時の週末は箱根を走り回っていました。よく右腕だけ日焼けしたものです。若いうちだけです、家族を持つともう乗れませんよ!!



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Rutles - With a Girl Like You 1978

2006-07-21 | 音楽で振返る70年代
 
 あのビートルズのパロディーとして登場したラトルズを初めて聴いたのは78年当時週に5回は通っていたとある大型ショッピング・センター内にあるサム・グーディ-ズの店舗で流れたときのことだ。その場ですぐにアルバムを購入した記憶がある。当時私は出張が長期化してモーテルからアパート住まいに移っていた。ビートルズ好きの隣人(米国人)に聴かせたところ、良い反応がなくガッカリさせられた記憶がある。ファンは実は怒ってしまうのかもしれない。でも愛していないとココまで作れないのも事実。アルバム・ジャケットの写真も凝っているが、その中にはパロディー写真が何ページも続く更に凝った装丁になっている。

With a Girl Like You はビートルズの P.S. I love you に Please please me のエンディングをくっつけたような、ビートルズにもこんな名曲があったかなとだまされてしまうような曲だ。それほど曲も演奏、ヴォーカルの声質、全て自然に聴かせてしまうところがスゴイ。 

Shoot me down in flames if I should tell a lie.
Cross my heart, I promise that it's true.
I've been in love so many times before, but never with a girl like you.

With a girl like you to hold and be beside.
With a girl like you to fill my heart with pride and joy.

With a girl like you I know where I belong.
With a girl like you I know I can be strong.

You know I won't bring you any pain. I won't run around again.
There'll be nothing to explain with a girl like you.




残されているPVのなかで最もビートルズを忠実に再現という意味で Tragical History Tour の Piggy in the Middle (I Am The Walrusのパロディー)を観てみよう。もうここまでくると単なるパロディーではすまされない贅沢なお遊びだ。本家のPVと見比べてみると面白い。
 こんなお遊びが96年に再現されたのにはビックリした。アルバム・タイトルもアンソロジーのパロディ-でArchaeology(考古学)となっている。Shangrilaを観るともうこれはHey JudeでWe are the world という感じだろうか。

 

おっと Paul McQuickly ことモンティ・パイソンの Eric Idle は Chevy Chase主演の名作National Lampoon's European Vacation (1985) でも好演していましたネ。

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