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粋なオヤジになりたくて

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名古屋居酒屋紀行 - 名古屋駅『のんきや』

2011-04-19 | 地方居酒屋

 名古屋駅の桜通り口を北に向かって10分ほど歩くと、一見何もないように思えた地域の一角に『のんきや』がある。店の前でも立ち飲みができるが、今回は一人で突入。店はグループ客で満員状態。店主は小柄だが強面。ニコッともせずに淡々と注文をさばく。でもちょっとオカマっぽい感じがして憎めない。酒や料理はアッという間に運ばれてくる。

まずはレモンハイを注文すると缶チューハイが運ばれてきた。名古屋ではチューハイは缶で出てくるのが一般的のようだ。とんちゃんやき、生レバー(ゴマ油)を注文。結論から言うと、この店で一番注文すべきはこの血のしたたる生レバーだろう。ゴマ油の風味がきいて実にウマイ。



追加でハツの辛やきとどてやきを注文。



串8本に酒1杯で計1090円也。安い。さっと飲んで退散するとしよう。
それにしても他の人は驚くほどのペースで多くの串を注文する。安いからだろうか。
この店は訪れる価値がある。駅からはやや遠いがファンならスキップしながら5分で着くだろう。


静岡グルメ紀行 - 青葉横町『たこ八』

2010-12-30 | 地方居酒屋
 
 次に向かったのは前回訪れた『青葉おでん街』と道路をはさんだ北側に広がる『青葉横町』の『たこ八』。10席程度の小さな店は地元のご常連で一杯だったが、混んでいても一人客ならなんとか滑りこめてしまうのが気楽なところ。お店は女将さんがひとりで頑張っている。



 まずは緑茶ハイ。氷入りのジョッキを渡されて、自分で粉末のお茶、紙パックの焼酎(なぜか広島産)、冷水をブレンドする。まずは目の前に積まれた串カツからレンコンを二度づけ禁止のソースにたっぷりつけていただく。大阪の串カツと比べてパン粉の粒子が大きいのが特徴。



 おでんはつゆを味わうタイプではなく、味噌だれをかけていただく。牛スジ、大根、糸コンニャクなどをいただく。さらにジャガイモ、タマネギの串カツを食べながら焼酎をお替りして計2000円也。先に出たお客さんは『1000円でいいよ』と言われていた。結構アバウトなのかもしれない。




静岡居酒屋紀行 -七間町『鹿島屋』

2010-12-29 | 地方居酒屋
 
 仕事を終えてから向かったのは駅からはちょっと離れたところにある鹿島屋。ちょうど出張先から駅に向かう途中にある。暖簾をくぐって、すぐに数年前にも一度来たことがある店だと気がついた。運よくカウンター席がひとつだけ空いていたので滑りこむ。



 すぐに出されたお通しはこの店の名物『鹿島豆腐』だ。地酒のなかから磯自慢がなかったので臥龍梅を選択。なかなかどっしりした酒だ。ここの名物で一年中食べられるというカツオの刺身を注文。分厚い刺身が5切れも盛られている。ここでは生姜醤油でいただく。


(こちらにも生のりが)

 さらに桜海老のかき揚げをエビスの黒ビールで流し込む。粗塩でもおいしい。計2980円也。ここの料理は手抜きといった感じが一切なくて期待できる。今度は名物の牛鍋をぜひ。駅からは遠いが行く価値あり。





静岡グルメ紀行 - 紺屋町『多可能』

2010-07-14 | 地方居酒屋

 二軒目に訪れたのは静岡駅にもほど近い場所にある大衆居酒屋の『多可能』。入口の風情がいかにもという感じです。

 入ってみると広い店内はテーブル席と小上がり部分が広く、カウンターは少なめ。にぎやかでひとりでひっそりと飲む向きには向いていないのかもしれない。カウンターに腰をおろして生ビールを注文するとお通しは茹で落花生だった。カウンターに並ぶ大皿料理もいいのだが、静岡にきたらどうしても食べたかった桜エビのかき揚げを注文。



 太田和彦先生の居酒屋ランキングを決めるオフ会が開かれたことでも知られています。これで計1050円也。なんでもないようで幸せを与えてくれる店ですね。




静岡居酒屋紀行 - 青葉おでん街『みよしの』

2010-07-13 | 地方居酒屋
 
 仕事が終わって、まだ明るい18時頃にまず向かったのは『青葉おでん街』。10人未満のキャパのお店が両側に規則正しく並んでいる。



 小生が入ったのは奥に近い『みよしの』。なかなか面白いオヤジさんがひとりでやっている店で早い時間のお客さんはひとり客の御常連さんばかり。まぁそんなことでは憶しませんが。




 静岡と言えばまずは緑茶割りですかね。おでんを3種(はんぺん、すじ、大根)注文。おでんは真っ黒に近いツユで煮込まれている。これにミソだれをつけて、鰹節と青のりがブレンドされたものをふりかけて完成。かって静岡に子供時代に住んでいた小生にとっては『はんぺん』と言えばこのタイプ。



 さらに日本酒『喜平』で新鮮な『牛レバ刺』を塩、ゴマ油でいただく。これはずっしりきた。計2900円だったかな。さて、さらにもう1軒行くか。




八ヶ岳居酒屋紀行 - 『八ヶ岳フロンティアビール』

2009-09-05 | 地方居酒屋

 宿泊したホテルで夕食時にメニューの地ビール『八ヶ岳フロンティアビール』が目にとまって注文しました。これは清里清泉寮でも販売していました。4種類のうち小生は黒系が好きなので『デュンケル』を選択。ほろ苦さと甘みが堪能できます。


(ラベルに清里のペンションにも通じるイメージですね。)

信州居酒屋紀行 - 長野市『ごんべえ』

2008-11-12 | 地方居酒屋
 
 仕事を終えて帰る前に善光寺参りをして、17時頃に『ごんべえ』を一番客として訪れる。長野駅からは離れている上に周辺にはあまりお店がないような場所。ここは長野の郷土料理が味わえる居酒屋。ご主人が毎朝山で取ってくるキノコや山菜が並ぶ。民芸風の薄暗い店内の壁には訪れた芸能人やスポーツ選手の写真や色紙がいっぱい。



 店内には一応お品書きがいくつか貼られているのだが、こちらでは主人におかませするが基本のようだ。下から2番目料金の『お姫様コース』(なんじゃこのネーミングは)を注文。一鉢づつ何が出てくるかはお楽しみ。まずはビールを。よく冷えているし新しくてウマイ。

 暫く飲んでいると板場から店主がやってきて話相手になってくれた。話し好きで気さくな方だ。この店は長野オリンピックの頃が建設業者や大会関係者で最もにぎわったそうだ。今でもテレビ関係者がロケに来た芸能人を伴ってよく訪れるのだという。


(冷奴にはオシャレに紅葉が)


(綺麗な盛り付けに感心)

クセがないと言われるイワナの刺身はまるで鯛のようと聞いていたが、意外なことに小生はちと苦手だとわかった。


(このようなキノコの煮物には長野の七味をかけるとちょうど良い)


(トロミのついたダシがうまいキノコの煮物)


(一番食べやすかったキノコおろし)


(生姜醤油でいただく馬刺しは脂ののった部位を出してくれたのだが筋が堅くてまいった。)

富山の酒『銀盤』の燗酒を追加して、最後に椀物が出て計4200円也。


岡山居酒屋紀行 - 岡山『BAR LYTTON』

2008-11-08 | 地方居酒屋
 
 西川緑道と県庁通りの交差点近くにある老舗のオーセンティックバーです。内装の壁面はスコットランドをイメージした石積み風で、ロフトもあって結構広くて豪華です。カウンターの後ろにはボトルが並びますが、あるアルマニャックを年代別にずらっと揃えているところが他店には無いこだわりでしょうか。スコッチのシングルモルトも1000円程度でいただけます。


(カウンター右手に木できた山の上でカクテルを作る粋な嗜好。左手壁下部にはスコットランドを思わせる石積み)

 メニューには代表的なカクテル数種だけが一応書かれていますが、基本は客の注文に応じて何でも作るということです。カウンターに座ってまず注文したのはギムレット。女性バーテンダーのシェイク姿を眺めつつ、雰囲気を楽しみます。ここではコースターの類は出されません。酸味のある辛口でさっぱりといただきました。



 二杯目は岡山名物の果物ピオーネをベースにしたカクテルをお願いした。ボンベイ・サファイヤにスパークリング・ワインを加えてフローズン仕立てにしたカクテルはさすがに飲みやすいデザートの味わい。



 ふと気がつくと並んでいるボトルに"FAMOUSE GROUSE"のボトルに"Islay Cask"の文字が。聞けば熟成の過程で全く別の樽を使うことでレアな酒を作ることができるんだそうです。そういえばそんなこともあったなと思い出しました。ベテランのバーテンさんといつかスコットランドの蒸留所を回りたいですねという話で盛り上がってしまいました。

 
なお店名は登山好きのオーナーが訪れたインドのカルカッタにあるホテルの名前から取ったそうです。まぁ豪華な雰囲気の割りには割と気楽に過ごせるタイプの店だと思います。ちょっとした付き出しを入れて計3300円也。


岡山居酒屋紀行 - 岡山『佐久良家』

2008-11-03 | 地方居酒屋
 
 久々の岡山出張に今回は飛行機でやってきた。ホテルにチェックインして目指す『佐久良家』に到着したのは平日の20時30分頃。この店は隣の割烹『藤ひろ』と繋がっている居酒屋。客の姿はなかった。若い和装の女性が迎えてくれた。聴けば女子大生のバイトだという。これはラッキーとカウンターに陣取る。

 ここに来たら岡山の地酒に限る。岡山の地酒は全体的に小生がやや苦手とする辛口である。岡山の地酒マップを眺めながらまずは喜平をいただく。


(銘柄の名前付きのコースターに自分でセレクトできるお猪口)

 岡山というと鰆(さわら)で有名なのだそうだ。お刺身の盛り合わせ1000円には鰆、鯛、カマス、太刀魚、白いかが並ぶ。鰆は字のごとく春が旬な魚だが、脂がのってうまいのは11月からだそうだ。ただこの季節は瀬戸内海では取れず、長崎から輸送しているらしい。なかなか脂ののった味わいだ。


(白いかの細かい飾り包丁や繊細なツマ、もみじはさすがに割烹)

 日本酒には意外な組み合わせの自家製チーズは一人で食べるには驚くほどの量だったが、ミルクの味が残るような意外とあっさりとした味わいでお酒でいけてしまう。



 暫くしてご主人が登場。一人客なので相手をしてくれたようだ。京都の料亭での修行時代の話など聞かせていただいて、まぁこれでもと小鉢が出てきた。鰆の皮目を焼いてポン酢で合えたものとカマスの中落ち。お料理は他店に出向いたり研究熱心な方のようだ。普段口に出来ない賄い料理をいただくことができた。



 更には普段はお隣の割烹を仕切っている美人の女将さんまでが登場。楽しくお話させていただいた。岡山といえば雄町米(おまちまい)で作った酒となるが、続けて地酒の御前酒(ごぜんしゅ)をいただいた。これはちょっと小生の好みの酒ではなかったが独特の辛口。

 これだけいただいて計3350円也。申し訳ないがすっかりご馳走になってしまった。結局店を出るまで客は小生一人だった。器や料理に隣の割烹の影響が感じられ良い店なのだが通りから離れてポツンとあるので人の流れに乗って客が寄ってこないのが難点か。まさに穴場と言える出張族には特にお勧めの店。





福岡居酒屋紀行 - 冷泉公園『菊屋』

2008-10-28 | 地方居酒屋
 
 えびちゃんを出て、もう一軒ということで訪れたのが隣の菊屋。ここは屋台としては珍しいイタリアンの店。グラスワインを飲みながら、牛ホホ肉の赤ワイン煮を待つ。牛肉はあらかじめ仕込みで煮込まれたものに手を加えて作るわけだが、屋台とは思えない本格的なもの。柔らかくてちょっと酸味もあった。仕上げに生クリームがかかっていた。トーストでソースをからめてワインを飲むと最高で~す。


(ロマンチックな感じすらするピンボケ)

二人で計2000円也。出発時間まで残り1時間というところであわただしく店を出た。ここもぜひ再訪したい店だ。

福岡居酒屋紀行 - 冷泉公園『屋台バーえびちゃん』

2008-10-27 | 地方居酒屋
 
 屋台にはちょうど良い季節に『えびちゃん』を再訪。秋の夜長をじっくりと過ごしたかったのだが残念ながら今回も帰りの便の時間を気にしながらというシチュエーション。19時過ぎにやってくるとお客の姿はまだなし。

 今度はマスターのシェイクする姿を見たくてショート・カクテルと決めていた。『オリジナルで何か』と言って作っていただいたのがニュートンというカクテル。ウオッカベースの辛口だが、名前の由来となっているリンゴのリキュールが入っているらしい。ここではカクテルにアイスキューブもはいる。


(さっぱりした辛口のニュートン)


(連れの注文したカンパリ・ソーダとお通しのきゅうり、茹で落花生)

二人で計2400円也。またきっとくるぞぉ。

福岡居酒屋紀行 - 赤坂『此乃美 』

2008-10-23 | 地方居酒屋
 
 『さきと』を出てから歩いて3分ほどの裏道の更に路地の突き当たりにあるディープな感じのお店です。しかしながら小生が訪れたときには店内は男女グループの若者が中心でオヤジはちょっと肩身が狭いです。


(知らないと絶対わからない入り口が路地の奥に光る)

 カウンターに着席すると目の前に定番のモツ串が並んでいるのが見える。お店の人によると鍋に投入する時点で既に煮込まれているので30分で十分だそうだ。ハチノスなど色々な部位が指しているが、やはり小腸が最高。生ビールによく合う。隣の若者は串を3本づつバクバク食っている。


(自分で取ってネギ、柚子胡椒、一味唐辛子をお好みで。) 

 誰かが書いたこの店のレビューに『ホルモンみすみをお洒落にして、、』とあったけど、確かに似てはいるが小生はみすみの味を思い出してむしろモツ串の奥深さを感じたなぁ。生ビールにモツ串3本で計1450円也。


福岡居酒屋紀行 - 赤坂『さきと』

2008-10-22 | 地方居酒屋
 
 一年ぶりに福岡出張の機会が巡ってきた。例によって一軒目は『さきと』でしょう。これで四回目かな。空港から地下鉄で赤坂に直行、お店に着いたのは20時過ぎだったが、ラッキーなことに空いていた。ここに来ると感ずるのだが、ご主人と女性店員さんの気配りはすごいなぁ。

 例によって繁升の『博多一本〆』をいただく。お通しからして、いきなりヒラマサのカマの塩焼きだ。


 そしてやっぱり秋にはサバでしょう。脂がのってうまい。お姐さんの助言で半盛りにしていただいた。


(これだけを食べに来るだけでも価値があるゴマサバの半分盛り)

 そして生ウニ。邪道かもしれないが生ウニには九州独特の甘いたまり醤油がよく合うと小生は思う。個人的には海苔がない方がウニの味が生きて良いと思うのだがいかがだろうか。


(生ウニの半箱950円也。出される前に何やら音がしていたのは箱ごと電動ノコで切った音?まさかね。)



(かにみそ豆腐は上品な薄味で小生にとってはイマイチだったかあ。)

お酒をお替りして計3830円也。





東北居酒屋紀行 - 仙台『やくみ家』 

2008-04-15 | 地方居酒屋
 
 今回は酒豪揃いのメンバーだったため3軒目も行こうとなり、源氏を出たすぐのところにある『やくみ家』に入店。この店も田舎風というか民芸風のたたずまいが素晴らしい居酒屋。小上がりはすでに一杯。カウンターも空き待ちだったが5分ほどで空いた。この時間になると東京行きの最終のはやてまで残り1時間ほど。


(渋い色合いと形状のカウンター)


(やりいかは炙ってあった)

(金華さばの〆鯖。酒の器も渋い。)

 十四代、田酒などが650円で他にもいろいろあり。黒板に書かれた『仙台曲がり葱とヤリイカのぬた』『しめ鯖』など注文して計4600円也。ここは長いカウンターがあり一人でも入り易すそうだ。入り口に予想外の下がり石段があるので酔っての入店には注意。

東北居酒屋紀行 - 仙台『源氏』

2008-04-14 | 地方居酒屋
 
 仙台に来るとまた来てしまった文化横丁の奥の奥ディープゾーンにある『源氏』。これで3回目だろうか。歴史を感じさせる店内は薄暗く、ぐるっと囲まれたカウンターのなかには割烹着の美人女将。本当に絵になる店だ。



 ここはグラスの燗酒『新政』が900円。ただしアテが一品セットで付いてくる。最初の一杯には野菜の味噌炒め、二杯目は湯豆腐、三杯目は『まぐろとさよりの刺身』であった。『おでん』と『ふき味噌と海苔佃煮』を追加。3人がそれぞれ3杯づつ飲んで計12000円也。


(野菜の味噌炒めと『ふき味噌と海苔佃煮』)

一人客の常連も多く、できれば一人でしみじみと飲みたい店。