(飯田線の旧形国電)
〔 クモハ53007 : 247M 飯田線 辰野 〕
1983年4月26日の撮影である。
鉄道コレクションの流電編成を眺めていたら、飯田線の旧形国電が見たくなった。
残念ながら流電が走っている頃の飯田線には間に合わなかったが、1981年秋と1983年春の二度、飯田線を訪れている。
流電の増備車は、クモハ43 として半流の前面に広窓の側面を組み合わせた車輌だった。合いの子と呼ばれた所以である。
そのうちの2両は、出力が増強されて クモハ53007・008 となり、飯田線で最期を迎えた。
53007 には美しい張り上げ屋根が残っていた。
画像は、飯田線沿線での撮影を終えて クモハ53007 に乗車し、辰野駅に到着した際に撮影したものだ。
中央東線のホームには、国鉄特急色の上り「あずさ」の姿があり、隣の飯田線ホームでは クモニ83 と クモニ13 が停車している。
この年の夏には塩嶺トンネルを通る岡谷・塩尻間の短絡ルートが開業して、特急「あずさ」を辰野駅で見ることができなくなってしまった。
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