ちゃみおか発

鉄道写真を中心に模型工作や旅行の記録を紹介します。

【1/80】小海線のキハ55とキハ57[Vol.6]~キハ57の車体~

2012年05月26日 | 鉄道模型 16番、13mm(1/80)


※ 個人が趣味で行う鉄道模型工作の記事です。記載内容の加工方法については一切の責任を負いません。

KATOのキハ58をキハ57にするためには、台車の交換だけで済むと思っていたのだが、よくよく調べると、いろいろと手を加える必要があることがわかった。
キハ57はキハ58のうちでも初期に製造されたグループと同じで、KATOのプロトタイプとは違うところがあるのだ。
分かりやすいところではテールライトケースで、製品は後期型の外バメ式になっているが、キハ57は内バメ式である。
また、製品の客用ドアの下部にある明かり窓はキハ57にはない。

ほかにも細かいところでの違いはあるのかもしれないが、目立つポイントだけは抑えておきたい。
そのほか、手摺りを金属の線材に変え、モールドで表現された尾灯掛けを金属パーツに交換することにした。

加工を行うに当たり、まずは車体の塗装を剥がすことから始めた。
100円ショップで購入したパスタケースが16番車体の大きさに丁度よく、これにイソプロピルアルコールを注いで車体を漬け込む。

(キハ58の車体を分解し、パスタケースに入れる)
 

(イソプロピルアルコールは自動車のガソリン用水抜き剤を使用)
 

どのくらいの時間漬け込むかは試してみるよりほかにない。
メーカーによってもいろいろである。

水抜き剤は、イソプロピルアルコールの含有率が高いものを選ぶ必要がある。

キハ58は、1~2週間ほどで塗装が剥離した。
歯ブラシなどを使って擦ると剥がれやすくなる。

(塗装を剥がした車体)
 

加工は客用ドアから始めた。
ドア下部の明かり窓を埋める作業だ。
プラランナーをライターの火で炙って、適当に延ばした物を穴に差し込んでプラ用の流し込みタイプの接着剤で固め、サンドペーパーで平滑に仕上げる。

(客用ドアの穴埋め、右の写真がヤスリがけの後)
 

次に車体側面の洗面所、トイレの換気用の小窓を開いた状態とするため、穴を開けた。

(ピンバイスで適当に穴を開け、ヤスリで整形する)
 

前面は、テールライトと尾灯掛けをパーツに交換するため、所定の場所に穴を開けた。
パーツは接着前に仮に嵌めてみて様子をみた。

(テールライトと尾灯掛けはロストワックスのパーツに交換する)
 

手摺りは、前面窓下の長いものはφ0.25mmの洋白線に、その他の小さなものはφ0.2mmのステンレス線に交換する。
なお、素材は手元にあったものを使ったもので、ほかにもより適した素材の金属線があるかもしれない。

手摺りも仮に差し込んでみて様子をみた。

(製品に始めから開いている穴に、金属線で作った手摺りを差し込んでみる)
 

窓下の手摺りはよいとして、その他の小さな手摺りの穴が大きすぎる。
プラランナーを利用して、一度穴を埋めて、再度φ0.3mmの穴を開けなおした。

(プラランナーを接着して穴を埋め、開けなおす)
 

キハ58をキハ57にする加工は、ひとまずここまで。

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