※ 個人が趣味で行う鉄道模型工作の記事です。記載内容の加工方法については一切の責任を負いません。
キハ55は製品の状態で金属線の手摺りが取り付けられ、表記の一部が入っているので、なるべく手間をかけない範囲での加工を目指した。
ねじ止めされている室内灯やウェイトを外し、取り扱いしやすいように準備する。
窓ガラスは一部が接着されているが、慎重に剥がしながらすべて取り去ってしまった。
破損のリスクを伴うが、インレタ貼り付け後にクリア塗装を行うためにはやっておきたい。
(窓ガラスを取り去った車体)
次に車側表示灯を赤色のクリアパーツとするため、φ0.6mmの穴を開けた。
赤色のパーツはTOMIX455系の余剰品だ。
(左右側面の2箇所ずつ計4箇所に穴を開ける。右写真は車側表示灯のパーツ)
左右の側面に2箇所ずつの穴を開けて、赤色のクリアパーツを嵌めこみ、裏面から接着した。
すべて赤色でよいのか疑問に思ったが、調べるのが面倒なのと、手元のパーツが赤色なのでそのまま取り付けた。
(車側表示灯のクリアパーツを取り付けた状態)
ジャンパー栓は、製品付属のパーツを着けた。
これ以上は車体は弄るところがないので、車体を中性洗剤で洗浄し、十分乾燥させてからインレタを貼り付ける。
車番は、小海線の所属車両から運転台が小諸方となり貫通幌の付かない キハ55 182 とした。
なお、実車の形態や改造等の詳細は不明なので完全なプロトタイプではない。
形式番号と車番および検査表記は製品付属のインレタを使用し、所属表記は「長コメ」が付属していないので、くろま屋のインレタを使用した。
(まず形式番号を貼り、車番は一文字ずつ貼り付ける)
所属表記は、一部が点検蓋のモールドに引っかかってしまうが、表記のバランスを考えてそのまま貼り付けた。
(「長コメ」の所属表記)
検査表記は、付属のインレタから「長野工」を選択した。
(肉眼では殆ど見えないのだが、雰囲気は十分だ)
プラスティック製の車体は、艶がなさ過ぎるように見える。
この辺りは個人の好みであるが、実物はもっと光沢があるように感じるので、光沢のクリアを車体に吹き付ける。
屋根は光沢があってはよくないので、屋根だけマスキングして光沢クリアをエアブラシで吹き付け、インレタの保護を兼ねた。
その後で、今度は車体をマスキングして屋根上のウェザリングを施した。
(屋根をマスキングしてクリアを吹き、車体をマスキングして屋根上を汚す)
前面の貫通扉下部の渡り板をねずみ色1号で筆塗りした。
久しぶりに筆を持って作業したが、いつの間にか老眼が進んでいてピントが合わない状態だった。
拡大して見られるような何か手立てを考えておかないと、この先が思いやられる。
運転台側の窓ガラスには、裏からデフロスターとサンバイザーを付けてみた。
デフロスターは、淡緑色に塗られている場合が殆どだと思うのだが、キハ55の実車写真をみてみると金属の地肌のままに見える車両が多いので、エコーモデルのパーツを未塗装で接着した。
その後、乗務員扉や客用扉を中心に墨入れ用のペンで凹部に色を差した。
(運転台側窓にデフロスターとサンバイザーを付け、車体各部に墨入れ)
キハ55の車体加工はここまで。
窓ガラスを嵌め、ウェイトと室内灯基盤を元通りにねじ止めした。
なお、車側表示灯のクリアパーツ裏側には遮光のためにアルミテープの小片を貼った。
(組み立てた車体を見る)
これからDCC加工を施すが、その前に車体と下回りを組み合わせて、DC状態で動作確認やライト類の点灯を確認しておく。
(下回りに車体を被せる)
次は、DCCサウンドデコーダの取り付けである。
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