HAPPY MANIA

おいしい、まいにち。
あじわう、せいかつ。

WEE THOMAS

2006-07-02 22:38:00 | ☆PLAY☆
「WEE THOMAS」を観に行ってきました。

英国の劇作家マーティン・マクドナーの戯曲を、
長塚圭史さんが演出したお芝居。

初演は2003年夏に行われ
大きな物議をかもしたそうなの・・・
今回は待望の再演とのことで
とても楽しみにしていたお芝居です♪





内容はというと・・・
簡単に言ってしまえば
「猫をめぐる殺し合い」・・・ですね☆

もちろん、その裏側には、
アイルランドの情勢など
いろいろな背景があるのですが。


完全なる「バイオレンスブラックコメディー」
スプラッタな描写が苦手な方は
避けたほうがいいと思います。
(初演では気分が悪くなって
 途中退席するひともいたとか・・・)

だってね。
前から2列目までの人達に
ビニールシートが配られていたの。
「なんでだろう???」って思っていたら。
・・・「血糊よけ」でした。
すごいの。ほんとうに・・・。



でも、もちろん、
ただホラーなだけのお芝居ではなくて。


長塚さんもあるインタビューのなかで、

マグドナー作品のいいところは
人物の描き方に奥行きがあるところ。
どのキャラクターにも味がある。

と言っていたけど。

登場人物一人一人の個性がダイレクトに伝わってくるの。
だから、物語にぐいぐい引き込まれていく。

キム兄やん、っていうキャスティングも最高でした!
ちなみに、同じ役を初演では板尾さんが演じたそうです。


物語の最後に、こんな会話が交わされる。

「この地獄は終わらないのか?」
「ああ、この地獄は終わらない」

そして、その2人が猫に銃を向ける。

でも、
殺さない。
殺せない。


地獄は終わらないかもしれない。
ずっとずっと、続くのかもしれない。

でも、そんな暗闇の中に、
一筋の希望の光が見えた気がした。


それが、きっと、
「WEE THOMAS」のメッセージなのだと思うな・・・。





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2 コメント

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演劇も (白い巨頭)
2006-07-02 23:33:58
好きなのですね。





私映画と演劇は本当に縁が無い人間で最後に見に行ってから何年経っているかな、というくらいの人間です。





心を豊かにすることも大切ですね。
返信する
☆白い巨頭さんへ☆ (CHACO)
2006-07-03 23:13:26
お芝居も、だいすきです。



こころの豊かさや

そのひとの奥行きって、

「きもちの動き」にあるように思うんです。



自分自身が悲しむことや傷つくこと。

ひとの痛みを知ること、思いやること。



そして、たくさん感動すること。

よろこぶこと、わらうこと。



そういうひとつひとつの積み重ねが

「豊かに生きる」ことに繋がっていくのかな、

なんて勝手に信じているんです☆笑



お芝居を観ることも

映画を観ることも

「感動キャンペーン」(常時実施中☆)

の一環ですね♪



でも、

映画でなくてもお芝居でなくても、

澄み渡った空や

さわやかな風や

おいしいものがあるだけで(←やっぱり☆)

感動はいつでもどこでもできます♪





・・・たのしむ手段は

たくさんあっても無駄ではないと思うので

お芝居を観ることもおすすめですよ☆笑
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