気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン2003(71~75)

2004-08-29 17:43:54 | 題詠マラソン2003
071:待つ
扉(と)の見ゆる鏡の前でシニヨンを結つてはほどきひとを待ちをり

072:席
席を立つ頃合はかり左手のドルフィンリングを玩びたり

073:資
少女らに夢を与えし日もありぬ資材置き場のマネキンの群れ

074:キャラメル
秋立ちて天使が丘ではキャラメルの出荷がピークを迎へるらしい

075:痒
蒙古班ありしところの痒きこと絶えて我には告げぬ少年

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