気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン2003(66~70)

2004-08-29 17:31:41 | 題詠マラソン2003
066:僕
五年後の僕に会ったら「よろしく」ときみの口から伝えてほしい

067:化粧
ぬるま湯で化粧を落とす真夜中のわたしを縛るものはわたくし

068:似る
理由(わけ)もなく癪にさわったことがある父に似た髪母に似た鼻

069:コイン
海へいく切符を一枚買いたくてポッケのコイン探してた夏

070:玄関
ワープロと玄関マットとランドセル 引越し出来ぬわれら寄り添ふ

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