気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

花火

2005-08-13 13:30:34 | つれづれ
「出られる」は四音にして「出れる」だと三音だからピシリと決まる

本物と付き合いなさい本物は間違いなしに元気を呉れる

花火見て歌わんと思う 花火見ずに歌えぬわれは花火見に行く

どこまでが空かと思い 結局は 地上スレスレまで空である

われはもや「わが歌」得たりひとみなの得がたくあらん「わが歌」得たり

(奥村晃作 空と自動車)

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最新刊の「空と自動車」はアンソロジー。掲出歌は『ピシリと決まる』『キケンの水位』から。空の歌が出来た瞬間を、HP奥村晃作短歌ワールドでリアルタイムで読んませて頂いた。ありがたいことだ。花火を詠もうと思うと、見に行かんとあかんのやな、やっぱり。

大空を見上ぐる瞳その数とおなじ数だけある空の色
(近藤かすみ)

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