気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

今日の朝日歌壇

2005-07-25 23:14:20 | 朝日歌壇
画用紙にみどり一線夏を引く尾瀬の水面を雲の峰立つ
(名古屋市 藤田恭)

友達の恋の話を聞きながら遠く見ているサッカーボール
(武蔵野市 中山真彩子)

七巡り七月七日乙酉(きのととり)七三つ揃い父年男
(東久留米市 安藤好子)

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一首目。上句だけでも十分すてきだ。これで俳句になっている。でも下句があって、画用紙のみどりの一線が尾瀬の雲になって立ちあらわれる。
二首目。さわやかな一首。若い感性が素直に生きている。
三首目。7月7日に84歳になられたお父様のことだとすぐわかる。なんとも素晴らしいお祝いの歌。お父様のますますのご長寿をお祈りします。

画像は、去年台湾へ行ったときの飛行機からのもの。帰りの飛行機は揺れて怖かった。
きょう、長野の全国大会の詠草が送られてきた。短歌人会のみなさま、小池さんの話を聞きに来られる方々にお会いできるのを楽しみにしています。

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