気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

四五日は<躁>やがて

2005-11-25 23:01:04 | つれづれ
冬蛍飼ふ沼までは(俺たちだ)ほそいあぶない橋をわたって
(岡井隆 神の仕事場)

ひぐらしはいつとしもなく絶えぬれば四五日は<躁>やがて暗澹
(岡井隆 鵞卵亭)

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また少し本を読み進む。口語も( )も<>もこうして使うと効果が上がるという見本。

いつもいつもほかの人はたくさん読んでいてなんでも知っているのに、私はどこか抜けていて足りない気がする。キャリアが短いから当然なのだが。
四五日は<躁>やがて暗澹・・・は、こころに響く。今、ネット上ではもっと動きがはやく、盛り上がってすぐに落胆する。四五時間かもしれない。私はわたしであるし、粘り強くやるしかないんだと思う。

家ぬちのことは細かく言ふまいぞ隣りの芝生はあをあを繁る
(近藤かすみ)

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