生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

勉強法(その4)

2010年10月11日 22時10分38秒 | 勉強法
毎週1本ずつ書いていくつもりだったが、やはり、書きたい時に書くのがいいのかな~と思い、書き綴る。

既に何度も書いていることなのだが、目標は紙に書き上げることが肝要と思っている。最も、いいのは、自分のブログで宣言してしまうこと。「私は、1年以内に××の資格を取得します!」と公表して、自分を追い詰めてしまうのだ。

紙に目標を書くことで目標が明確化される。目標が明確化されたなら、そのために必要な作業を書き上げる。それは「テキスト購入」であったり、「学習スタート」であったり、「受験の申込」であったりする。

「学習スタート」を書いたら、ついで、「どの章をいつまでにやる」あるいは「問題を何問解く」といった小目標に落とし込む。

私は、一日何時間といった学習時間での縛りは設定しない。先にも述べたが、学習時間をクリアすることで満足してはならないからだ。過去問の正解100%あるいは、問題集を5回転やる等、資格試験の場合は、実践的な目標を達成することのみに専念し、「やった」「やれなかった」のみがすべてとなる。

紙に書く。やることを明確にする。そして、可能であれば、試験日から逆算したスケジュールで「ガントチャート」など作成できれば立派なものである。


しかし・・・ここでも、間違ってはいけないことがある。「目標設定」「計画作成」に満足してはならないということだ。目標や計画表を書き上げることが学習成果ではない。学習成果をあげるための、第一歩で満足しているようでは、先に進む事ができない。

いつも、学習の前段階の計画作成で挫折している人は、A4の紙に「××試験合格!」と書いて、問題集をやり始める方がよい。

試験を100以上受験してきた「資格試験のプロ」なら、受験要項や試験範囲あるいは、過去問をザックリ見ただけで、「学習の処方箋」を書くことができる。これだけ学習すれば、まあ、合格できるでしょうといったプランである。しかし、資格試験の入門者なら、学習して知識を積み上げて、実際、試験を受けてみて自分で体感するしかない。

そのためにも、実質的な学習時間をMAXにすること。余計な作業に時間を投下している余裕はないはずである。1問でも多く解く。私は、それが、合格の近道だと信じている。


※ある程度、合格を積み上げた方には別の学習方法があります。というより、合格のための学習スケジュールが自ずと浮かびあがるのです。試験のプロは、受験の前日に、自分の合格可能性がわかります。例年と同程度の問題が出た場合、合格確率90%とか、10%とかわかるのです。本当です。ちなみに、もっと、洗練されてくると、出題される問題も漠然と見えてきます。そのレベルになると、合格確実ってことになります。
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今日の富士山!

2010年10月11日 07時56分22秒 | 富士の高嶺
久々に富士山をみることができました!
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学位授与機構 のレポート

2010年10月11日 04時05分32秒 | 大学評価・学位授与機構
ブログの解析をしたところ「10月10日の1番多かった検索キーワードは学位授与機構 レポートです」ということらしい。


どなたかが困って検索しているのなら、機構のレポートについて書いておくのがいいのかもしれない。

基礎資格を得て、大学評価・学位授与機構で学位を取得するために、原則、レポートが必要となる。レポートが不要となるケースは音楽・美術で学修成果を「演奏」「創作」「作品」で提出する場合であり、レポートを書かないことには始まらない。

とはいえ、大学でも卒業論文なしで卒業できる時代、レポートは必須じゃなくてもいいと、個人的には思っているのだが・・・

「制度に文句をつけるくらいなら制度を利用するな」というのが私のスタンスなので、一所懸命レポートを書くこととなる。ワード文書で原則、1枚30×40=1200文字を10~17枚書くこととなる。一部専攻において、補足資料を添付する場合、7~17枚となる。400字詰めの原稿用紙も使用できるが、この場合、30~50枚ということとなる。

イメージ的には、最低12,000字ということなのだが、図表や参考文献を入れてこのページ数なので、字数を圧縮することは可能である。図表を多くすればいいのだ。ただし、表紙や目次は枚数には入れない。

私の場合、参考文献だけで1~2ページあるので、17ページ書いたといっても、実質16or15ページの作品となる(今回の栄養学は、実質14ページ)。だから、字数に怯えて、レポートが手につかないというのは非常にもったいないことなのである。

レポートの構成も概ね「はじめに」「第1章」「第2章」「第3章」「おわりに」「参考文献」である。それぞれのページ数は「1」「5」「5」「3」「1」「2」っていうイメージだろうか。そして、私なりには、概ね以下の内容を書き綴っていく。


・「はじめに」
どうしてそのテーマを取り上げるのか?その妥当な理由。理由が曖昧だと、テーマ設定がおかしいと判定されるかもしれないし、あるいは、他人のレポートの丸写しと思われかねない。「何故、このテーマなのか?」そして「どうしてこのテーマじゃなければいけないのか」という「自分の思い」を述べる。

加えて、機構のレポートは「要旨」というものを書かなければならないのだが、私のレポートは、概ね、「要旨」≒「はじめに」となっている。

・「第1章」
この章では「取り上げた課題の現状」を伝える場合が多い。レポートを審査するのは一流の先生なのかもしれないが、ご自身の専門以外のテーマを見るのが殆どなのだから、「現状どうなっているのか」という点を説明し、ザックリとした背景を知っていただくことが必要となる。だから、この章では「参考文献」や「参考ホームページ」等からのデータ抽出あるいは情報提供が多くなる。逆に、この章にふさわしいデータや資料を探すため、多数の文献を読みあさることとなる。

・「第2章」
この章では「現状から導き出される問題点」を取り上げる。そもそも、「はじめに」で軽く問題点について述べているわけだが、「第1章」で現状を調べた結果、問題点があぶり出されましたという形をとる。

この「第1章」と「第2章」の連携により、「現状、やはり問題があるんだな。この受験生が研究対象としたのは妥当なんだな」ということを、試験官に証明することとなる。
加えて、「第1章」と「第2章」が独立している文章ではなく、「第1章を踏まえて第2章がある」といった関係にしておくことが大切だと思う。無論、テーマによっては、「第1章」と「第2章」が独立して構成されることもあるのかもしれないが、なんせ、紙面が限られている。参考文献を除けば、MAX書けるのは16ページ分。その中に、大きな柱を2つも、3つも持ってくるのはかなり欲張りといえる。

目一杯詰め込んで完成させるのは、自己的には、研究課題をすべて押し込めたというので満足なのかもしれない。しかし、読む先生の立場にたって欲しい。読みやすく、わかりやすく、そして・・・最も私が大切にしているポイントなのだが、「出題しやすい」ということを考えなければならない。

「先生に読んでいただく」あるいは「わかっていただく」ために、分かりやすい、共感のもてるテーマを選択し、平易な文章を書いていく。そして、その段階で、既に「先生はこんな問題を出してくるだろうな」というポイントを折り込めればベストである(ちょっと、ここは難しいので読み飛ばしてくださって結構です)。

・「第3章」
この章では、第2章で取り上げた課題を解決する「自分なりの考え」を述べていくこととなる。ここで「××という文献では△△という手法が推奨されています。おしまい!」とするのはいただけない。自分の考えが述べられていないからだ。これでは××という文献のパクリといわれてもしかたがない。本来、自分で取り上げた課題を解決する方法を導き出すべきであるが、どうしても、文献通りの方法しかないなら「私としては、××という文献による△△という手法で、課題について対処したい。何故、この手法を取り上げたかというと・・・」といった感じで、あくまで、「自分の判断=自分という研究の主体」が存在することを証明する必要があると思う。

「パクリ」や「丸写し」でないことを担保する一文を入れておくことが、私なりの気配りである。

・「おわりに」
ここでは、レポートをまとめてきたことにより、何がわかったのか振り返りを行う。やってきたことがムダではなかったというまとめである。

・「参考文献」
参考文献だけでなく、参照したホームページ等も書き上げる。


まあ、長々と書き綴ってきたが、実際10本のレポートを書いて、うち、9本が合格した立場で、まとめてみたものである。ご参考にしていただけるとありがたいが、これで絶対合格できるとは断言できない。何故なら、理系のレポートについては、まだ、書いたことがなく、この章立てでいいか、判断がつかないからである。加えて、ひょっとしたら、専攻によっては、難易度の違いがあるやもしれないし・・・


ちなみに、「新しい学士への途」のp.23では(4)レポートの形式という一文があり、①構成では「レポートの本文は基本的に序論(はじめに、問題設定)、本論、結論(おわりに)から構成されます。その構成は、学問分野ごとに異なりますので、先行研究の例などを参考にして、明瞭な構成のレポートにしてください。また、各節には見出しをつけてください。」とされている。

ということで、やはり、私のレポートに関する記述は参考程度としていただければと思います。
コメント (4)
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