秋来ぬと・・・

まだまだ名古屋は暑いのですが・・・

出勤のため駅まで歩いていると、涼しい風が吹いていました。ふと、「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」の百人一首に和歌が思い浮かびました。

驚くべきは、「音にはあらず風の涼しさ」なのですが、もう、そこまで秋が来ているような気がしてなりません。アスファルトで固められた街ですが、そこかしこに、やはり自然の息吹は感じられるわけで、その感性を失いたくはないと願っております。

おど観光やな

風鈴寺から歩くこと10分ほど。

道路には「おど観光やな」の幟が並びます。

で、こちらが「おど観光やな」。

入口から入って料理を注文します。建物の中はエアコンが効いていて涼しいです。

でも、私は建物の外の席をお願いして、この34番テーブルをあてがわれました。

矢作川の方を見てみると「やな」がありました！

でも、やなに行くことができるのは、鮎の摑み取りをやる人だけのようで・・・広瀬やなは、誰でも、やなに入ることができたのにね。

こちらが、私の注文した鮎御前Bです。

缶ビールは、おいでんバスの乗車証明書を提出することで無料でいただきました。

無料の缶ビールは大変嬉しいのですが、愛知県は緊急事態宣言が発令されていて、アルコールはNGじゃなかったけ？

まあ、無料のご提供品ですから。それとも、あまりに名古屋中心部から離れていて、アルコール自粛が届いていなかったりして。

それにしても、やっぱり、鮎は美味しいな～！こちらの鮎は、串焼きそのままの姿で出てきますから。塩焼きも、魚田も最高！鮎フライも、小さいながらも7匹もついていますし。加えて、この豆腐が美味しい。豊田市の小原地区で名物の小原にがり豆腐だそうです。豆腐好きの私にはたまらない一品。醤油も付けず、そのまま食べました。

2,500円の幸せ。とはいえ、交通費がそれ以上にかかっているのですが。。。

ひだや

小渡には「御菓子処ひだや」があります。

「ぐっさん家」という番組でも取材を受けています。

ということで、単品で３つほど御菓子を買ってみました。

「ゆめ風鈴」って、まさに風鈴の町にピッタリ。

まだ、「若萌え」しか食べていないですが、明日までが賞味期限ですので、「まっ茶くず豆腐」と「ゆめ風鈴」も早く食べないと！

※「ゆめ風鈴」を食べてみました。お皿の上の「ゆめ風鈴」、きれいですね。

矢作川

小渡にある両国橋からみた矢作川の風景。

こちらが川下。

こちらが川上。

自然の風景に癒されます。

【城巡り177】 小渡城跡

 小渡城跡は「小渡夢かけ風鈴」が開催されている風鈴寺からほど近い場所にあります。

そう、山にあるのです・・・標高240ⅿとのこと。どんどん山を登っていくと、小渡の町が小さく見えます。

結構、上まで登らなければならず・・・

へとへとになりながら、上へ上へと登っていくと、案内板がありました。

更に、上にいくと、頂上に到着！

普通、石碑なのですが、木版に「小渡城址」と書かれていました・・・

蚊にも咬まれて、大変でした。。。

小渡到着！

豊田市から7時33分のおいでんバスに乗って、8時40分に小渡のバス停に到着しました。

乗ってきたのはこちがのバス。

バスの駅舎はこちら。

で、そこには「おど夢かけふうりん駅」と書かれています。

そう、この小渡ですが、風鈴の町。

そこかしこに風鈴があります。

玄関前にも風鈴があるし・・・

軒先にも風鈴があります。

分かりづらいですが、郵便局にも風鈴・・・

風鈴のない場所を探す方が難しい・・・

帰りのおいでんバスは・・・

結局、始発の小渡から終点の豊田市まで、35のバス停をクリアしたのは私一人。

その後、13番目のバス停上百月で1人、23番目の広瀬で1人、豊田市に近くなってから2人の合計4人の方が乗車して、全員終点で下車されました。わずかな人のために、コミュニティバスを運営している豊田市は凄いです。1時間バスに乗っても600円ですから、運賃も格安です。

本来ならステイホームをすべきなのかもしれませんが、私の場合、名古屋での生活が5年8ヶ月にも及び、いつ単身赴任が終わってもおかしくない状況です。なら、行けるうちに、行きたい場所に行って、食べたいものを食べておくべきかと。

無論、リスクはあるものの、何かしら外出する必要がある職種に就いている以上、日常の生活における感染リスクをゼロにはできません。なら、ワクチンを2回接種して、マスクをして、うがい手洗いを励行して、消毒液を塗布して、単独行動しているなら、あとは、コロナにかからないことを運に任せるしかないかと思っています。

帰りも・・・

11時25分小渡発豊田市行きのバスに乗っているところ。

帰りも、乗客は私一人。まあ、密ではないので、それはそれ、よかったと思います。やはり、愛知県はマイカー文化が日本一発展している土地柄。そもそも、電車とバスを乗り継いで鮎を食べに行こうって人が少ないのでしょうね。

昼食は・・・

おど観光やなにて鮎御膳Bを注文。

「鮎塩焼」「鮎魚田」「鮎甘露煮」「鮎フライ（小鮎7匹）」で、大小10匹の鮎がいて、鮎飯、豆腐他の色々付いて2,500円。まさに鮎尽くし。しかも美味しい！言うこと無し。でも、言ってしまう。本当に来て良かったと。

「鮎って鮎でしょ？」

半信半疑の私は、庶務職員の方が、鮎料理について語るのを半信半疑で聞いていた。でも、その方が、本当、美味しそうに「やな」での鮎料理を語る瞳に、一片の偽りがないこと不思議に思っていた。だって、鮎ですよ。そんなに美味いものじゃない。

しかし、騙されたと思って食べた香嵐渓は「一ノ谷」の鮎は最高！こんなに鮎が美味しいとは全く夢にも思わなかった。で、次に、庶務職員の方が言っていた「やな」に行ってみることに。それが広瀬やなと私の付き合いの始まりです。

そして、今日はおど観光やな。本当、やなの鮎は私を裏切らず、常に美味しさと感動を与え続けてくれます。

現在広瀬。

途中、石野のバス停から一人旅だったのですが、広瀬から一人乗ってこられました・・・

ということで、現状バスは運転手さんを入れて3人のみ。非密の状況で、小渡へ向かいます。

うっ、広瀬で乗ってきた方ですが、次の西広瀬町登りのバス停で降りられました・・・ということで、再び、一人旅の始まりです。