今回のNextは84ページもありました。
中身を見て目を引いたのが11ページの「名誉教授称号授与式が行われました」というもの。「本年3月に本学を退職された原田雅顕学長、内藤洋介元経営学部長に名誉教授の称号が授与されました」という記載がありました。
大学・大学院・短大と、産能を卒業・修了しておりますので、原田先生、内藤先生ともにお目にかかったことはあるのですが、授業は受けずじまい・・・残念といえば残念なのですが、確か、原田先生はバリバリの理系授業をされるイメージがあるので、そもそも、ついていけなかっただろうな。
あと、56ページの「大学院 第3回説明会開催のご案内-11月16日(日)説明会開催決定!城戸康彰教授、再び!大学院のその疑問にお答えします」という長~いタイトルの記事。城戸大学院研究科長のお写真の下に『「企業の命運を左右する〔変える力〕を持つ人材を育成する」と語る』と書かれていました。
先生は私の指導教官でもあられます。きっと、城戸先生に指導を仰がなければ、今の私はなかったことでしょう。企業推薦もなく、面接試験で「実は通信制の明星大学大学院に行きたかった」とトンチンカンな受け答えをする私を拾っていただいただけでなく、コンサルティングワークショップで10キロ痩せるほど絞っていただきました。
正直、当時の私は大学院レベルには程遠い最低ラインの学生だっただろうし、まだ、「通信制の大学」と「通学制の大学院」の違いも理解できていなかった、「大学院デビュー生」だったわけです。生涯学習においては、大学も、大学院も、短大も、専門学校も、カルチャースクールも、あるいは、通学も、通信も貴賎なしといい続けている私ですが、やはり、アカデミックレベルでは「大学院」の求めるものは全く違うわけです。
特に、私は思いついたらこだわる性格ですし、加えて、気の利いた本や論文を見つけると、すぐに洗脳されてしまう・・・そのつど、先生は、そんな八方美人的な考えをたしなめ、よく考えるように手綱を引いてくださいました。当時の私は、特に「バカ」だったので、そのお気持ちがわからず、「何故ダメなんだろう・・・」と苦悩していたわけです(笑)。というか、先生の指導を素直に受け入れることが、学ぶものの基本姿勢にもかかわらず、天性の天邪鬼気質を発揮しまくっていたのです。
今では、非常に丸くなって、先生の仰せとあらば、とても素直に聴けるようになりましたが、これも、城戸先生のご指導の賜物と深く感謝しております。本当、せっかくよい先生に指導を受けているのに、学生サイドに素直さがなければ、学びの効果は半減します。よほどのことがない限り、平凡なサラリーマンがアカデミックのステージで、大学の先生より優れていることはありえません。ましてや、その大学の看板教授となれば、何をかいわんやです。素直に指導された内容を受けとめ、スピーディに対応し、教官とよくコミュニケーションをとることの大切さ。それを教えて下さったのが、城戸先生だと感謝しております。
それにしても・・・履修した科目は全て修得したにもかかわらず、機関紙を送ってくれるのはありがたいですね。受験生をかかえ、経済的に非常にタイトな状況ですが、来年度も1単位分だけ履修しようかな。。。