先の土日に受講した面接授業。
「大気環境と植物」という授業で、近所の東京農工大学の教授が講師の先生でした。さて、この授業、驚きの内容だらけで、受講してよかったと思っています。
座学オンリー。先生が2日間で20時間ほど、ブッ通しで話されていました。PPTの枚数は、合計すると500枚ぐらいあったのではないでしょうか?とにかく、情報量が半端じゃなかったです。
まず、第1回は「オゾン」がメインの話。「オゾン」って、イメージ的に、地球に不可欠、オゾンホールが出来ると、ガンが増えるので、「善玉」ってイメージがありませんか?ところが・・・その昔、「光化学スモッグ」と呼ばれ、今では、「光化学オキシダント」と名を変え、大気がかすんで見えたりする「汚染ガス」は、そのほとんどが「オゾン」が原因ということです。悪いオゾンが、大気を汚染し、人体や動植物に悪影響を与えるのです!知ってましたか?
第2回は「樹木に対する光化学オキシダント」の話。日本由来のものもあるが、アジア大陸からの越境汚染がひどすぎると言う話。北海道の白樺も枯れ、世界遺産の白神山地のブナ林も、いずれ、この越境してくる光化学オキシダントの影響で破滅するだろうという話。
第3回は「樹木に対する酸性雨の影響」。皆さんのイメージの中に、「酸性雨のために朽ち果てた白樺の林」のイメージとかありません?でも、世界的には酸性雨が直接植物に付着することにより、森林が破滅するイメージはないそうです。実験でも、本当にありえないくらいのPHの酸性雨が降らない限り、植物への影響は確認されていないとのこと・・・私たちは、教科書にだまされていたのです。
第4回は「樹木に対する酸性降下物による土壌酸性化の影響」です。第3回では植物に酸性雨が付着することでしたが、第4回では、土壌からの影響がないかというものです。これも、現状レベルの土壌のPHでは影響がないとのこと。でも、よりPHが低下していくと、将来的には何らかの影響があるかもしれないといった内容。
第5回は「森林生態系における窒素飽和現象」。窒素って、植物の肥料にも使われているし、なんだか、植物に良い影響を与えるって気がしません?でも、これも限度によりけりで、「過ぎたるは及ばざるが如し」ということで、生態系が崩れてしまう危険性を取り上げています。
第6回は「植物に対する地球温暖化の影響」。これは、きっと、皆さんの常識どおりで、地球温暖化を防止しないと、多くの植物が絶滅することとなります。でも、一瞬、「地球温暖化はCO2が増えることも一因であり、植物が光合成をする際に必要なCO2が増加することは、植物にとっていいんじゃないの?」と思いたくありません?でも、短期的にはプラス要因の高濃度CO2も、長期化すると、葉の窒素濃度を低下し、光合成を抑制する作用もあるのです。
第7回は「植物に対するエアロゾルの影響」で、PM2.5が植物に悪影響を与えるかという調査です。その研究成果の一部を教えていただきました。
第8回は「指標植物による大気環境の評価」というもの。アサガオの葉っぱや、その他の植物を観察することで、大気環境の汚染度合いを見極めることができるというものです。
で、この第8回の内容を近隣の植物で調査し、第1回の内容を加えることで、機構の学士(理学)のレポートをまとめることができると確信しております。そういう意味で、今回の面接授業に参加してよかったと思っております。
「大気環境と植物」という授業で、近所の東京農工大学の教授が講師の先生でした。さて、この授業、驚きの内容だらけで、受講してよかったと思っています。
座学オンリー。先生が2日間で20時間ほど、ブッ通しで話されていました。PPTの枚数は、合計すると500枚ぐらいあったのではないでしょうか?とにかく、情報量が半端じゃなかったです。
まず、第1回は「オゾン」がメインの話。「オゾン」って、イメージ的に、地球に不可欠、オゾンホールが出来ると、ガンが増えるので、「善玉」ってイメージがありませんか?ところが・・・その昔、「光化学スモッグ」と呼ばれ、今では、「光化学オキシダント」と名を変え、大気がかすんで見えたりする「汚染ガス」は、そのほとんどが「オゾン」が原因ということです。悪いオゾンが、大気を汚染し、人体や動植物に悪影響を与えるのです!知ってましたか?
第2回は「樹木に対する光化学オキシダント」の話。日本由来のものもあるが、アジア大陸からの越境汚染がひどすぎると言う話。北海道の白樺も枯れ、世界遺産の白神山地のブナ林も、いずれ、この越境してくる光化学オキシダントの影響で破滅するだろうという話。
第3回は「樹木に対する酸性雨の影響」。皆さんのイメージの中に、「酸性雨のために朽ち果てた白樺の林」のイメージとかありません?でも、世界的には酸性雨が直接植物に付着することにより、森林が破滅するイメージはないそうです。実験でも、本当にありえないくらいのPHの酸性雨が降らない限り、植物への影響は確認されていないとのこと・・・私たちは、教科書にだまされていたのです。
第4回は「樹木に対する酸性降下物による土壌酸性化の影響」です。第3回では植物に酸性雨が付着することでしたが、第4回では、土壌からの影響がないかというものです。これも、現状レベルの土壌のPHでは影響がないとのこと。でも、よりPHが低下していくと、将来的には何らかの影響があるかもしれないといった内容。
第5回は「森林生態系における窒素飽和現象」。窒素って、植物の肥料にも使われているし、なんだか、植物に良い影響を与えるって気がしません?でも、これも限度によりけりで、「過ぎたるは及ばざるが如し」ということで、生態系が崩れてしまう危険性を取り上げています。
第6回は「植物に対する地球温暖化の影響」。これは、きっと、皆さんの常識どおりで、地球温暖化を防止しないと、多くの植物が絶滅することとなります。でも、一瞬、「地球温暖化はCO2が増えることも一因であり、植物が光合成をする際に必要なCO2が増加することは、植物にとっていいんじゃないの?」と思いたくありません?でも、短期的にはプラス要因の高濃度CO2も、長期化すると、葉の窒素濃度を低下し、光合成を抑制する作用もあるのです。
第7回は「植物に対するエアロゾルの影響」で、PM2.5が植物に悪影響を与えるかという調査です。その研究成果の一部を教えていただきました。
第8回は「指標植物による大気環境の評価」というもの。アサガオの葉っぱや、その他の植物を観察することで、大気環境の汚染度合いを見極めることができるというものです。
で、この第8回の内容を近隣の植物で調査し、第1回の内容を加えることで、機構の学士(理学)のレポートをまとめることができると確信しております。そういう意味で、今回の面接授業に参加してよかったと思っております。