JR東海ツアーズから「なごやめしオールスターズ!/夏の“のりもの”イベント◆エクスプレス予約からのお 知らせ◆」というメールが入ってきました。
東京に戻ってきたのもの、未だ、年会費が必要なJR東海のエクスプレス会員だし。1回新幹線に乗車すれば年会費分の元が取れると思うと、なかなか解約できません。名古屋じゃなくて、実家の京都に行くこともあるだろうし。
それはそうと、推し旅として
「名古屋めしオールスターズ」にリストアップされているのは「コメダ珈琲店」「スガキヤ」「スパゲッティハウスチャオ」「世界の山ちゃん」「味仙」「矢場とん」「山本屋本店」の7つ。今やコメダはどこにでもあるし、スガキヤより美味しいラーメンは巷に溢れているし、世界の山ちゃんは国分寺駅前に、矢場とんも東京駅中にあるし。なら、チャオのあんかけスパと味仙の台湾ラーメンが名古屋に行かないと食べることのできない純然たる名古屋めしってことなのか?
正直なところ、みそカツ、ひつまぶし、台湾ラーメン、台湾まぜそば、手羽先、みそ煮込みうどん、カレーうどん、エビフライ、ういろなどなど、概ね名古屋めしは都内で食べることができます。名古屋めしオールスターズは、お店を選ばなければ名古屋に行かなくても食べることができるのです。
とはいえ、難しそうなものもないわけではありません。季節は違いますが、「へぼ飯」は無理。「鬼まんじゅう」も見ないし、簗場がないので「鮎料理」も厳しい。「大アサリ丼」もないだろうし、「豊橋カレーうどん」も難易度が高い。味噌鍋にドボンと漬ける「味噌串カツ」や「味噌おでん」はどうだろう。
まあ、オールスターズにこだわるからこんなことになってしまうわけで、実際のところ、美味しいものを食べるのが最優先課題。東京で食べるより、名古屋の本場で食べるから美味しいことからも、そもそも、チェーン展開されている名古屋めしを狙うのは邪道。わざわざ新幹線で名古屋に行くなら、ピンポイントで「絶対に美味しい」、ハズレなしのお店に行くべき。それがどれほど名古屋の中心部を離れていようと、新幹線料金とかなりの時間を投下するなら、駅前周辺のハズレ確率9割超のお手軽コースは避けるべきです。
その姿は生涯学習と一緒。手を抜けば、それなりの成果物しかできませんが、研究や調査を綿密に行い、時間がかかっても、苦労が伴っても、エネルギーがかかる選択をした方が、いい結果を生むものですから。
くれぐれも、名古屋駅周辺に多く蔓延る「なんちゃって名古屋めし」を食べて、「名古屋めしって言うほど美味しくない」なんて吹聴しないように。それはあなたの貧乏舌及び見識の無さ、更には努力不足を示す愚行となりかねないのだから。