LUNACY

cygnus' blog

“men's egg Drummers-メンズエッグ・ドラマーズ-”

2011-07-31 12:40:43 | 映画
先週金曜日に、渋谷で観てきました~。

なお、本文中、敬称略させてもらいますm(__)m。

あらかじめ他愛もないB級映画だろうとは予測はしていて、作品批評的な面ではあまり期待していなかった映画(汗)。
申し訳ないのだけれど(笑)。ゴメン!
ただ、それでこの映画を切り捨てたくなかったのですよ。

もともと僕は、RECYCLAGEブランドの服を持っていて(ぇ?年齢考えろって?w)、その主宰の佐藤歩が出ているし。他のギャル男・お兄系ブランドの服も、わずかだけれど持っていてファッションに取り入れている(さすがに実店舗購入でなく通販購入だけれど(笑))人間です。
そういうこともあるし、ギャル男くんたちに興味があるというか、仲良くしたい・話をしてみたい願望が僕にはあったから。
アラフォーでブサキモなオヤジで、年齢的にも見た目的にも無理があるから叶わぬ話しなのだけれど、彼らのようになりたい・振る舞いたいという変身願望的なものもあったりします(ぇ?。つまり、高部あい演じる未来がギャル・ファッションをして別な自分も確保しているとの同じ。

前置きはこのくらいにして(笑)。←長っ!

ストーリーは、神社の宮司の跡継ぎ大学生の啓太(古川雄輝)が、祭りの奉納太鼓の太鼓演奏メンバーを集めなきゃならない。
果たして集められたのは、同じ小学校だった塁(前田公輝(ごうき))と塁を尊敬するギャル男クンたち。
祭りを乗っ取ろうとする僧侶が絡んできて、はてさて。ってオハナシ。

以下、ストーリー順でコメント。

悪役・坊主役の永島敏行の俗物っぷりにウケる(笑)。
んで、メンバー自己紹介コーナー。田中大地の並べられた釘の連打でウケる(笑)。
啓太が、太鼓の由来を教えようとしてメンバーに見せる、(映画中)映画で、「太鼓」と「太古」のダジャレにウケる(笑)。
TAIKO:Technic, Aggressive, Innocent, Kind, Over (だっけ?)。とりあえず、その無理クリこじつけにウケる(笑)。
「殴られたら、帰る!」の連発もウケた。

ウケたのは、そんなところかな?

塁が啓太に親しみこめて「便所の神様」っていうけれど、そのきっかけのエピソード×2をみながら、コミック『ピアノの森』の“便所姫”こと丸山誉子と一ノ瀬海のエピソードを思い出した(笑)。でも、立場が逆か(笑)。
でも、便所って、特別な空間だよね。現実に、世の中で、個人個人で、いろんなエピソードを生んでいると思う(笑)。
そして、便所のシーンで欠かせないのが、子役たち。あの子らの、年齢の割にこなれた演技は買うよ。

それから、要所要所というか、齋藤千尋が、おいしいところを持って行くことが多かったよね(笑)。
キャラ設定・演出的に、この齋藤千尋の使い方は、うまいと思った(笑)。

塁を演じる前田公輝も、メンエグモデルかと思ったら、職業俳優さんでしたか。
どこまで素でやれたかはわからないけれど、よくギャル男になりきった!w
というか、メンエグモデル陣のセリフを減らしてお芝居のトーシロぶりが出ないように工夫していたよね(笑)。
でも、モデル陣も、撮られ慣れはしているとは思った(笑)。

それから、啓太と未来の通う大学として、東京海洋大学・越中島キャンパス(旧・東京商船大学)がロケで使われていましたね。


さて。コレ↑で終わろうかと思ったのだけれど、若者の味方する偽善者(笑)として、
年長世代への解説モードで、もうちょっと書いておこうかな。


啓太の父親役(板尾創路)と悪役僧侶。かつて「竹の子族」だったという設定。
思わず、うなってしまいました(笑)。年齢的には合うのかな?(笑)
ここについては、ギャル男クンたち(のビジュアルに)眼をひそめる年長世代対して、(人を見た目で判断するな!中身がないと決めつけるな!という主張の裏返しとして)「現代版・竹の子族」という解釈でいかが?という、制作側の提案・弁護ないしは監督の解釈のメッセージを感じたんですが。。。。本当のところは、どうなんだろう?

彼らの、「殴られたら、帰る!」も、みんながみんなそうだとは思わないけれど(笑)、結構、象徴的に彼らの感覚をうまく抽出しているとは思います。
惣領冬実“THREE”でも、殴られても反抗しないでる圭なんかと同じだよね。こんなに細いオレが殴り返せるわけないじゃん、と。ネタ古くてゴメン(笑)。

塁が、小学校の頃にイジメられていたという設定だけれど。コレも、そんなに違和感ないかな、と。
もちろん、ギャル男クンの少数派ではあると思うのだけれど。
あるカリスマモデル・デザイナーは、過去の中学高校時代の壮絶ないじめ体験を本にしていたし。
また、別なあるモデル・デザイナーのblogを読んだら、たまたま、その日は、中学時代に体育の授業のときに持久走で周回遅れで冷やかされた思い出を(笑い飛ばしモードで)書いていたし。

最後に、年長世代に贈る(笑)、ボク的な、彼ら(とその世代)の感覚の受け入れポイント。

1.語彙としての「カワイイ」に慣れる
ファッション買い物をして接客受けたりするときに、フツーに「かわいい」を使います。
大丈夫。慣れてくれば、こっちも、「あ、コレ、カワイイよね」って使えるようになりますから(笑)。
「オシャレ」=「カッコイイ」だけじゃないってこと。

2.優男を最高の価値として受け入れる
ギャル男クンたちは、ホントに華奢で線が細いです(今回出演男子全員そうでしょ?wあんな細い腕で和太鼓を叩いていたんです!(笑))
今どきの服の買い物するときも、絶体に型紙からして違うはず(笑)。細い=価値です(笑)。
ちょっとピチピチかな?くらいを標準に考えましょう(笑)。
年長世代が細身ファッションの服がハマっていると試着時に店員くんが絶賛してくれます(笑)。

こんなところかなw。


それにしても観客ガラガラ。
渋谷では公開2週でおしまいって、興行的にはコケたな~。

あと、衣装のメンバー揃いのベストが欲しいかも(笑)。


こんなところで。
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