LUNACY

cygnus' blog

若林顕 ピアノで聴く『第九』

2014-12-22 07:20:47 | ピアノとクラシック
第一生命ホール

若林さんを聴くのは初めて。
一応、リストのプログラム。

リスト
・コンソレーション第3番 Des-Dur S172/R12
・愛の夢 S541/R211 第3番 As-Dur
・ハンガリー狂詩曲 第2番 cis-moll S244/R106

ベートーヴェン/リスト編曲
交響曲第9番 d-moll 「合唱付き」 op.125 (ピアノ独奏版)

(アンコール)
J.S.バッハ/ジロティ編曲
プレリュード

前半は、他の人の演奏でも聴いたことありましたが、やっぱり、エリザベートコンクール第2位(ってのが一番栄えあるこのお方の成績だよね?)は、伊達じゃないな、と。

そして、後半のメインプログラム。初めて聴く逸品。
まず、省略されることなく編曲されているようで、演奏スタミナに脱帽(笑)。
オーケストラが圧縮されているから、濃密ですね。というか、あのスケールをピアノで再現してしまうってのがスゴイですね。
昔の小泉首相じゃないけれど、感動した!って感じでした。

それから、ベートーヴェンの弟子にツェルニーがいて、その弟子がリストという関係も、初めて知りました(汗)。


それにしても、若林さん、太っちゃったなぁ....(ボソっw。
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猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』

2014-12-22 00:31:09 | 本・コミック
猪瀬直樹さんは好きじゃないんだけれど、この本は丹念に読み込むべき本だと思いました。

官僚と軍(一部民間)のエリート30代を集めて、その名も総力戦研究所として、1941年に戦況シミュレーションをさせた。
出た結論は、アメリカと戦争しても必ず負ける。
なのに、日本は戦争へと走って行ってしまった。その経緯を追った著作です。
決められないという組織体質というか、空気による支配について、考えさせられる本。

また、戦後、東條英機ひとりを悪者としてスケープゴートとして日本人が自省から逃げていないかという問いでもあり、東條の思考を追うことにより、評価のうちの不当な部分のところについての名誉回復を試みている本でもあります。
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