LUNACY

cygnus' blog

『プルートで朝食を』

2006-07-07 09:37:19 | 映画
@シネスイッチ銀座2(3F)
ニール・ジョーダン監督
 
上映終了が近い(14日)ってんで、慌てて観に行ってきました。
前売り持っていたんです(笑)。
あぁぁ、でも、映画を観に行っている場合じゃないのに....。仕事ヤバス。
 
良いか悪いかではなかく、好きか嫌いかで言ったら好きな映画(笑)。
主人公演じたキリアン=マーフィー頑張ったね。キレイだった。
この映画は、音楽も佳いです。というか、60年代70年代の音楽のベストアルバムに映画を乗せた感じもします。
ミュージカル映画も取り入れてますし。
イントロとラストは、ザ・ルベッツの『シュガー・ベイビー・ラブ』。ボクが生まれた年のヒット曲。ね? ボクだって若いんです(大嘘(爆))!!
ストーリィ中盤では、キリアン=マーフィーの格好が、T-REXのマーク=ボランに似ていてツボ(爆)!!
 
60年代後半&70年代&80年代前半のアイルランド&イギリス。
IRAとかのテロ・紛争が真っ盛り。
小さい頃からキレイなモノが大好きで乙女ちっくな少年・パトリック(愛称"キトゥン")。
でも、彼は捨て子。そして、オカマってことで、街から白い目で見られて、養母もキレる。
そんな、彼は、ロンドンへ出て、
♪ママ~どこなの~ .....というか(笑)、
♪母捜しの旅に~出る~ (『エリザベート』風)。
そうして、都会にもまれ続けて、波乱に満ちた日々を送りながら、遂に、母を見つけ出します。が.....。
ってなストーリィ。
監督が、『キャンディード』風に意識して撮ったっていうだけあって、風刺・皮肉なしのキャンディードって感じもありますね。
 
ただ、コレも、結構、ローマ教皇庁がキレるかも(笑)。
ベネディクト16世には見せない方がいいかも(笑)。
アイルランドはカトリックの国。イギリスは、聖公会(=プロテスタントにはなりきれなかったけれど、カトリックからは卆業したかった(笑))が主流。そこは、見る際には、押さえておきましょう。
んで、主人公の父親は、実は神父さんで、しかも、教会の家政婦と関係を持ってしまってできた子ども...。
さらに、同性愛は、一応、カトリックでは、認められてないし。
それから、教会への放火事件も発生。
そういう「神への冒涜」系のエピソードが入っています(笑)。
 
絶讃まではいかないですが、前売り代金程度には愉しめました◎
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