BIKEBIND自転車日記ブログ2

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2014 TAちょいちょい

2013-10-22 22:56:00 | 自転車
最近はコンポーネントメーカーに完全に押されているクランク系メーカー。TAやストロングライトは辛うじて11速対応していますが、コンパクトドライブ登場時のような隙間を突いたヒット作などは見受けられません。サードパーティはFSA一強という感じでしょうか。

それでもTAにはシマノのような立体中空成形技術や、変速技術などはありませんけど、それでも独自のセンスがありますね。




アウター 53、52、51、50、49、48T
インナー 44、42、39、38、36、34、33T



11、12、14、16からトップを選択可能
ローは23~30Tで選択可能




SIN-SLR
6061-T6アルミ
29グラム
http://www.matosvelo.fr/index.php?post/2013/09/30/Eurobike-2013-Specialites-TA

どちらかというとこういうオールブラックな感じのデザインはストロングライト的なイメージがありますけど(あれはテフロンセラミックコートでしたか)、TAも採用してきました。でも6800アルテにはとてもよく似合っています。互換性を持たせたものに似合っていなければ本末転倒のいいところなので、正しい判断ですね。

最近は書きたいことを書く前に果ててしまって……。良くないですね。年かな(苦笑)。

6800アルテグラはフロントチェーンリングが、53×39、52×36、50×34、46×36Tとなっていますから、選択肢としてはシマノを圧倒します。ここのバリエーションの多彩さはカセットスプロケットが多くなればなるほど価値が下がっていきます。現在の2×11Sはワイドでクロスというある意味矛盾した機能を実現していますから。それでもカンパにすらないこの細かさはこだわりのライダーには魅力であることは間違いないでしょう。


カセットスプロケットもなかなかユニークな構造です。ロー側のブラックの歯は、7075-T6アルミ製です。これによって1~9速部がスチール製であっても、199グラムと軽量になっています。これはレコードのロー3枚チタンモデルとほぼ同じとのこと。なるほど、知恵を絞りましたね。スラム的発想とも言えます(笑)。

ただシマノの最近のモデルは圧倒的に完成度が高いです。チェーンリングもカセットもチェーンもセットで使用することが前提ですし、すべての面において隙がありません。このTAの製品群は個人的にとても魅力ですけど、シマノと比肩するかと言われると正直辛いモノがあります。歯数は重要なことは重要なのですが、昔とはその度合いが全く異なってきている中、それプラスのなにかが欲しいところです。楕円チェーンリングメーカーがここのところ急速に伸びてきているのは、大手にはないものが高くてもあるからでしょう。老舗であるTAには是非是非頑張って欲しいモノです。