ミゲル・マルティネスのFRM製バイクを見てみよう

FRMの29erカーボンバイクですね。フロントフォークもFRM製があるはずですが、ここはマルゾッキを使っています。まあ腐ってもマルゾッキですから、性能面ではこの選択は正しいでしょう。

かなり小柄なマルティネスですが、なんとか29erで収まっているようです。
















http://www.velovert.com/information/7756/matos-le-frm-anakin-29--de-miguel-martinez

最近は軽量パーツメーカーとしては影が薄くなったFRMですが、やっぱりオタク心をくすぐるものを作っています。PMPとかもそうなんですが、イタリアンオタク達はやっぱり面白い物を作ります。色々と軽量パーツを使用しているので、全体重量はかなり抑えられているでしょう。カーボンだらけの1台です（笑）。ついでにキンキラキン（笑）。

ポジションはかなり前乗りです。ここは最近の流れですね。でも29erにも関わらずステムが前下がりになっていないのはギリギリセーフといったところでしょうか（何が？）。

さらにユニークなのがタイヤです。スペシャライズド製ですね。レースの世界ではスペシャの供給を受けている人間以外では非常に珍しい装備です。タイヤは消耗品なのでどうしてもスポンサードが欲しいところですが、マルティネスは性能を取ったのでしょう。スペシャライズドのタイヤは昔から定評のあるモデルが多いです。良くできているんですよね。とくにMTB系は。ただドレスコードとしてためらう自分が居ますけど（苦笑）。

ドライブトレインは1×11のスラムです。最新のレーシングスペックですね。で、チェーンリングはオーシンメトリックを使用しています。ここは1×11になって、久々にサードパーティが挑める箇所になりました。ローターやウルフなどからも楕円であったり軽量であったりする特徴ある製品が出て来ています。シマノであってもフロンとシングルにするための刻みが深い歯の仕様とか。変速性能では世界中のメーカーが束になってもシマノに勝てませんから（苦笑）、こっちの流れの方が全体が活性化するかもしれません。

サドルの突き出しやステムの短さを考えると彼には素直に27.5が良いと思いますが、ま、これも選択ですしスポンサードを受けるプロならではとも言えます。