NPO法人歴史的地域資産研究機構による「寿都雪かきツアー」に行ってきました。
寿都には一度通っただけで、じっくり見たことがなかったので大変楽しみにしていましたが、雪かきツアーの目的地である旧橋下家住宅は市街地から岩内よりで、結局街を見る事は出来ませんでした。
この旧橋本家住宅は明治12(1879)年ころに建てられたもので、「鰊御殿」と看板を掲げてはいますが、商家であり材料は全て道外のもので木材集めに3年、北前船で運ぶのに3年、乾燥させるのに3年、建築に4年と合計13年もの時をかけて完成した豪邸です。
1949年頃には旅館として使われていましたが、現在は休業とのことですが建物の保存のために当主である橋本敏子さんが模索中との事です。
建物の傷みはみられるものの、今ではとても手に入れるのが不可能のような太いケヤキの柱などは全く狂いがありません。
今回この裏側の屋根から落ちて積もった雪を取り除くために札幌から十数名、寿都町からも町長をはじめ十数名の方々が参加し屋根の高さまでになった雪をかき出しました。
こちら側はあまり積もっていませんが裏側はかなり積もっていて、今年は雪かきをサボり気味の私も、若くて雪かきもしたことがないという大学生も頑張っていたので、汗だくになりながら頑張りました。
雪かきのあとはタラの汁物が提供されて、体も心も温かくなりおかわりもさせていただきました。
また、橋本さんからこの建物のお話を聞いたあと、建物内外を見学させていただき貴重な体験ができました。
建物の前には鳥居と祠が建っていて、ここから寿都市街の間に風車10基が回っているのが見えました。
町の人からは風車が回ってくれていることで町が潤うということを嬉しそうに話していました。
人がたくさん居た頃は皆で雪かきをしたそうですが、今ではこれだけの建物を維持するだけの人もおらず、やはり雪が積もったまま放っておいたら家も傷んでくるので、どうにかしてこのような企画を盛り上げていって欲しいものです。
おまけ~帰りのバスから海沿いの岩の上でお食事中のオオワシ(多分)。
窓越しだけれど突然見つけた割には、まあまあ良く撮れていました。
とても前奏的な光景ですね~
淋しげな オオワシも
ナイスショット~(^▽^)V
ところで
この海は 凍っているのでしょうか?
オオワシはバスで走っている車窓から撮ったにしてはなかなかナイスでしょ(^^)v
これは日本海!
この日、波は結構高かったのですが、日本海は凍らないのですよ(^^
風もそれほど冷たくなく、なんとなく春の気配を感じました。