『神様の言うとおり』のチケットを貰ったのでユナイテッドシネマで見ようと思ったら、窓口の人が前売りの裏をジッと見て、「こちらではこの前売は使えません」だって(^^;
ああ、なんかそんな予感がしたんだけど(笑)。車で来ちゃったからそのまま帰るのも嫌なんで同じ時間から上映の『寄生獣」を見ました。もちろん漫画も読んでいたのと、ちょうど三男が友だちから漫画を借りたってことで1巻だけだけれど見ており、予告を見てもかなり忠実に作ってそうだったので。
ほぼ原作に近いんだけれど、新一の父親を何故もう亡くなっていたって事にしたのかは不明で、母子二人だけの家族で暮らしている泉新一が右手だけを宇宙からの寄生生物に乗っ取られ、新一の自我を持ったまま右手に寄生したミギーと、人間そのものに寄生して他の人間を食いつくす生物と対決するというストーリーだ。
頭がバラバラになって触手のように伸びた体が刃物になって人間を切り刻み食ってしまう映像はまったく違和感なく(その設定が本当は違和感だらけなんだけれど)作られており、頭がパカっと割れるシーンも本当にリアルなのだけれど、人間の体に寄生しようとするナメクジというか小さな蛇というか生物の動く場面が、なんとなく浮いているように見えているのがちょっと残念かと感じました。
年齢制限をするというのもうなずけ、私でも思わずのけぞってしまうほどの場面があったりするのだけれど、これを見て猟奇的犯罪に走ろうとする若者がいるとは思えない…思いたくないですが。
田宮という教師役の深津絵里もなかなかのはまり役で、ネットでは違うんじゃ?っていう声もあったようだけれど、漫画を実写にするんだからそんな忠実にできるわけがない。それは俳優の力量で十分カバーできるものだとこの深津絵里を見ると分かりました。
ただ、原作が25年も前のものなので、あちこち時代の流れというか随分変わったな~と感じたのが、まず新一がミギーに寄生されるところで寝ながら音楽を聞いているのだが、原作はカセットのウォークマンっぽい物から現代はiPhone。
新一の友だち村野里美の髪型は正式になんていうか知らなけれどなんとなく聖子ちゃんカットだし、Tシャツはズボンにインしてるしね。それから新一のしゃべり方。これがあんまり好きじゃないんだけど、「~じゃねーだろ」とかこれも現代のテレビの影響なんだろうな。
スピード感もあってゾッとさせるシーンもあり、原作を知ってる人も知らない人も見応え十分かと思います。
あとは映画は二部作となっていて後編は4月の公開で、今回の映画で本編最後、字幕が全部終了した後に後編の映像が流れるので途中で席を立たないようにって感じです。
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