道草、より道、まち歩き。

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007/慰めの報酬

2009年02月27日 01時26分41秒 | 映画
Qosやっと見た! 007/慰めの報酬!
公開から早一カ月。今頃~なのだが、なかなか時間がとれず、少々見たいという気持ちも萎えそうではあったが、この日のためにテレビCMが映ると目を背け、ネットの予告編もチラシのストーリーも極力見る事をやめ、全く予備知識を持たず、最近の映画は予告編でかなり核心部分のシーンも使われる事もあるので、映像も見ないようにしていた。
公開から時間が経ってしまうと小さな劇場になっていくのが残念だが、観客が減るので映画に集中出来て結構好きだ。

前作「カジノロワイヤル」の続編とは知っていたが、いきなりまさかのカーチェイス! ミスターホワイトを捕らえてしばらくは落ちつくかと思いきや、突然裏切り者の同僚を追跡、瞬きもできないほどのアクションシーンの連続だ。
何年もMI6内部にいたその裏切り者をボンドは殺してしまうが、その男の残した手がかりからドミニク・グリーンという環境保護活動を隠れ蓑にした起業家に辿り着く…。

前作に劣らずダニエル・クレイグ=ボンドは走る走る。屋根からベランダへ車の屋根へとショーン・コネリー、ロジャー・ムーアのボンドではとても無理だったし、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンでもこのスピード感、躍動感は出せなかった。監督のマーク・フォースターはこの映画が始めての007映画で、これまでもアクション映画は撮っていないようなのに、これだけ見応えのあるアクションシーンを見せてくれるとは。
しかし全編を見ていくと、もの凄い悪人が存在しないという印象を感じる。後ろには戦争や天然資源の支配という現実だととてつもないワルなのだが、映画ということを考えると悪人とはいえ次々に殺していくボンドの方がちょっと恐い。
これまでの007シリーズは多少狂気じみた悪党が多かったので、かえってリアリティがあるとも言えるかもしれない。今作22作目で特に記念作という訳でもないのに所々に今までの作品が見え隠れしているような気もした。中でもボリビアで手助けをするフィールズが、油まみれで殺されるシーンは「ゴールドフィンガー」でゴールドフィンガーの女が殺され金粉を塗られベッドに横になっている場面にそっくりだったように思う。
まだボンドは00要員になったばかりという設定のせいか、上司Mの出番が昔の作品より多いのはまだボンドが未熟なせいであろうか。Qも秘密兵器も登場しないがソニーエリクソン製の携帯電話が万能でこれ一つで十分だった。

結局組織をやっつける事も、スペクターのような組織なのかも解明すらされないが、恒例であるオープニングでボンドを狙う銃口に向けてボンドが銃を発射するシーンがなく、もしかして最後に?と思っていると本当にテーマ曲とともにエンディングに! これは新しい007シリーズがこれから始まるという暗示だろう。

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4 コメント

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「カジノロワイヤル」は見ました。 (きさら)
2009-02-27 08:38:41
「カジノロワイヤル」は見ました。
このボンド イヤではないけれど
やはり どうしても ショーンコネリーや ロジャームーアの
イメージが強すぎて 馴染めないような~
あの走る速度に 自分がついていけず
息苦しくなるようで(笑)

でも 昔の007を 今見ると
なんだか 展開が遅いな~などと思ってしまったりも
するのですけどね~
当時は どれも 結構スリリングで ハイースピードだったように
記憶しているのですが~
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今回の映画、疲れている時に観たら更に疲れただろ... (ピョンスケ)
2009-02-27 21:13:59
今回の映画、疲れている時に観たら更に疲れただろうなと思いました。
だって息継ぎする場所がないんですよ・・・面白いんですけど。
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こんにちわ。 (kameichi)
2009-03-01 16:02:51
こんにちわ。

> この日のためにテレビCMが映ると目を背け、ネットの予告編もチラシの
> ストーリーも極力見る事をやめ、全く予備知識を持たず、最近の映画は
> 予告編でかなり核心部分のシーンも使われる事もあるので、映像も見
> ないようにしていた。

自分でも昔はそういうような時がありましたが、最近ではネタばれのブログ記事を読んでも気にすることもなくなりました。実際に見るまでに大概忘れてますし。また、以前は途中から見るなんてのは絶対いやでしたが、今はたまたまTVでやっているのを途中から見てみて、面白かったらDVDで最初を見るなんて器用なこと(?)もできるようになりました。それだけ「こだわり」が減ってきているということだと思うので、そういうところで年取ったなあと感じたりしています。
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きさらさん♪ (BEM)
2009-03-01 21:30:43
きさらさん♪
私はショーン・コネリー大好きで、007はコネリーじゃなきゃと思っていました。
でも時代背景も変わってきており、カジノロワイヤルのダニエル・クレイグを見て、これこそ007って気持ちになりました。今までの人も結構好きでしたけど(笑)
映画全般かもしれませんが、アクションものは特に当時は凄い映像!なんてものも、それが当たり前になっちゃいますね。

ピョンスケさん♪
同感です。なんだか体の調子を整えて見なければって感じですね。
癒しの映画ではないのは確かです(笑)

kameichiさん♪
時にはネタばれのブログ記事を読んでDVDなんか見るときもありますよ(^^
特に散々こき下ろされてる映画を恐いもの見たさで借りたりする時もありますが、改めて納得するというのも面白い見方ですよね。
ただアクション系の映画は予告編でここまでやっちゃう?というのがあって、ミッションインポッシブルなんて、予告編を見なければ初めて本編を見たときの衝撃が凄かったろうな~って感じました。
「こだわり」が減った事で年をお感じになりますか(笑)
私は映画に関してはまだまだ若いようです(^^)v
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