スタンリー・キューブリック監督、マルコム・マクダウェル主演「時計じかけのオレンジ」を久しぶりに見た。もちろん全てビデオだけれど、その映像、ストーリー性、インテリアデザインに引き込まれ、今まで5回ぐらい見ただろうか。
若者グループによる老人ホームレスへの襲撃・暴力、グループ間の暴力。友達同士しか分からない若者言葉。ドラッグ。不登校、子供を叱れない母親、子供に異常に気を遣う父親。鍵付きの子供部屋 etc.
映画に登場しないのはパソコンと携帯電話くらいかと思う位現代社会に酷似しているように感じる。
原作の小説を読めば分かるのだろうが、今はパソコンで色んな情報が得られ、この映画の主人公アレックスが15歳の設定と知り驚かされる。また近未来の物語とはいえ、日本での映画公開は1974年(昭和49年)、当時リアルタイムで見た人はどんな印象を受けたのだろう。
暴力とセックス、欲望のままに行動するアレックス。ついに殺人、14年の実刑判決に。そこで暴力的な行動を抑制するルドヴィコ療法の被験者になることで釈放される条件で志願する。それは拘束衣を付けられ2週間、延々と暴力行為、残虐な映像を見せられるというもので、これにより暴力や性行為に対し吐き気をもよおすという拒絶反応を引き起こされることになり、釈放されたアレックスは自ら暴力を受けても吐き気がするだけで、自分からは手が出せない体になってしまう。
自ら望んだものでも暴力に抵抗も出来ない体にする事が犯罪者の矯正といえるのか考えてしまう。しかし殺人は当然のこと、暴力的な行為を繰り返す人間をどのように更生させたら良いのか。ロボトミーのような外科的手術でなく本人の同意があれば、このような療法も許されるかもと、小説とはいえこの映画を観る度、真剣に考えてしまう。
やはり元通りなって、暴力とセックスを想像し微笑みを浮かべるアレックスは恐ろしく、許せない思いがする。
Wikipediaを読んで驚いたのは、アレックスに暴行された小説家を世話するマッチョな男がダースベイダーの中に入っていたデビッド・プラウズだったこと。
若者グループによる老人ホームレスへの襲撃・暴力、グループ間の暴力。友達同士しか分からない若者言葉。ドラッグ。不登校、子供を叱れない母親、子供に異常に気を遣う父親。鍵付きの子供部屋 etc.
映画に登場しないのはパソコンと携帯電話くらいかと思う位現代社会に酷似しているように感じる。
原作の小説を読めば分かるのだろうが、今はパソコンで色んな情報が得られ、この映画の主人公アレックスが15歳の設定と知り驚かされる。また近未来の物語とはいえ、日本での映画公開は1974年(昭和49年)、当時リアルタイムで見た人はどんな印象を受けたのだろう。
暴力とセックス、欲望のままに行動するアレックス。ついに殺人、14年の実刑判決に。そこで暴力的な行動を抑制するルドヴィコ療法の被験者になることで釈放される条件で志願する。それは拘束衣を付けられ2週間、延々と暴力行為、残虐な映像を見せられるというもので、これにより暴力や性行為に対し吐き気をもよおすという拒絶反応を引き起こされることになり、釈放されたアレックスは自ら暴力を受けても吐き気がするだけで、自分からは手が出せない体になってしまう。
自ら望んだものでも暴力に抵抗も出来ない体にする事が犯罪者の矯正といえるのか考えてしまう。しかし殺人は当然のこと、暴力的な行為を繰り返す人間をどのように更生させたら良いのか。ロボトミーのような外科的手術でなく本人の同意があれば、このような療法も許されるかもと、小説とはいえこの映画を観る度、真剣に考えてしまう。
やはり元通りなって、暴力とセックスを想像し微笑みを浮かべるアレックスは恐ろしく、許せない思いがする。
Wikipediaを読んで驚いたのは、アレックスに暴行された小説家を世話するマッチョな男がダースベイダーの中に入っていたデビッド・プラウズだったこと。
二度と観たくない・・。
と、思った記憶があります。
映像と音楽的には、芸術性の高い作品だと思うのですが、内容は、不快感を伴い、最後まで観るのが苦痛でした。。。
5回も観れるなんて、BEMさんスゴイです(^^);;;
これは非常に賛否の分かれる映画でしょうね。
私も最初に観た時はうんざりしましたが、なんとなくまた観たくなるんですよ。今ならさしずめR-20ってところでしょうか。
でも、なんなんでしょうねえ。ただの暴力映画とは違う引き付けるものがある気がして。
やっぱりあの映像なんだと思います。暴力シーンを抜きにしても、今、ああいった映画を作れる監督はやはり少ないのではないかと思います。
音楽・サイケや映像美の分野から観たのですが、キューブリックがこれも手がけていると知ったのが驚きでした。2001年他好きなので。
当時は尖ったカルチャー的に感じておりました。
また観たくなりましたよ!というよりも、観なくては!という気持ちに駆られています。
コピーのビデオテープをしまい込んでいるはず。
さて、大晦日ですね。
年内はたくさん彩りを添えてくださってありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします♪よいお年を。
キューブリックのような個性的な監督はなかなか最近登場せず残念です。
最近の子供の犯罪などをみると、ちょっと今の人もこの映画を見て欲しいなって思います。
今見たゆいまーるさんの感想も聞かせて欲しいですよ(^^
では今年もよろしくお願いします。