バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

『ピエーポ!2013』行ってコーフンの人々。

2013-05-11 | アート・文化

昨夜はのんびり、そしていつもより静かな金曜日。Mさんが初めて一人で飲みに来てくれたのは嬉しかったのですが、それ以上に「初めてバイユーに1人で飲みに来た!」と強調していておかしかったです。そんなにひとりで入りにくいかなぁ。ちなみにMっさんは男性です。
閉店際の深夜「今日はもう飲めないけど」と言いつつ『絵金縦遊伝』や『煉獄サアカス』、一人芝居でお馴染みの役者・神山てんがいさんと『不汁無知ル』の渦ヨーコさんがお土産を持ってやって来てくれました。ふたりは『きんこん土佐日記』で知られる村岡マサヒロさんの個展『ピエーポ!2013』へ行って来たとのことで、来場特典の村岡さんがパッケージデザインを手がけた、高知・いの町リサイクルパルプのトイレットペーパー「やりこいロール」(やりこい=土佐弁で“やわらかい”)をお裾分けして下さいました。

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とにかく大興奮のふたり。特に「絵金」を演じる時に土佐弁の教材として「きんこん」を愛用していたてんがい氏にとってはあこがれのスター!「会えましたよ~こんなに沢山サインしてくれましたよ~絵金をよろしくたのむって書いてくれたよー」とアイドルと触れ合った女子高生のようでした。

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最後はサイン本と記念撮影。

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すごい笑顔。渦ヨーコ氏も「私も(長く居られなかったけど)握手はしてもらった!」と嬉しそう。ふたり共に「個展も楽しかったー」とのことです。火曜日までやってます。お時間のある方は是非!詳細はこちら。

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村岡マサヒロさんがやってくるぞね!ピエーポ!

2013-05-09 | アート・文化

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バイユーのお客様はみんな知ってる。廊下にポスター、トイレに切り抜き。カウンターには単行本。一升瓶にはストラップ。高知を遠く離れたバイユーにも数多くのファンが生まれている高知の圧倒的なローカルスター!『きんこん土佐日記』で知られる漫画家の村岡マサヒロさんが2年に一度の個展のために現在東京滞在中です。会場はいつもの目白ポポタム。何度かバイユーにやって来てくれた村岡さんですが…三鷹は遠いです。でも、期間中は会場に行けば会えるのです!会ってみた~いという方は是非足をお運び下さい。詳細はこちら
「きんこん」だけではない濃厚な村岡ワールドが広がった個展は一見の価値有りです。僕もなんとか時間をとって行きたいと思っているのですが…行けるかな~。実は微妙な状態なのです。お薦めします!


…井岡&宮崎観てしまった。

2013-05-09 | ボクシング

井岡&宮崎、両選手の防衛戦。昨日、あまり観る気がしない…と書いたのに、バイユーで観てしまいました。丁度その時間、お客様が帰られて暇だったのです。

井岡選手、素晴らしい才能と可能性を持っているのに何故、こんな道をゆくのだろう?僕にはよくわかりません。

TBS?芸能人にリングアナウンサーをやらせるのって現場のスタッフにボクシングを愛してる人って居ないのかな?何人かは居るはずやけどね。

井岡&宮崎両選手とも良い勝ち方をしましたが
内山選手、河野選手の素晴らしいボクシング、世界タイトルマッチを観た直後だけにやけに色あせて見えました。こんなのツライなー。


内山選手、とにかく凄い!河野選手、熱かった!そして今夜は…

2013-05-08 | ボクシング

昨夜は特に遅い時間に賑わったバイユー。皆さんご来店ありがとうございました。

で、ボクシングです。
一昨日のボクシングダブルタイトルマッチ。内山高志選手のボディ1発!もの凄いノックアウト勝ちには呆然。本当に凄い。無敗のチャレンジャーがふっとんで悶絶、のたうち回る姿には心底驚きました。内山選手はこれで7度目の防衛。ラフなパンチャーでなく技術がしっかりしていて、その技術もテクニシャンというより勝負を詰めてゆく術に長けているタイプで~まさに世界的スターの匂いがします。33歳という年齢を考えても今こそ勝負をかける時では?世界的にも話題になり始めているようだし、今年こそメジャー進出を!と思わずにいられません。ワタナベ会長は具志堅選手の13度防衛を目指す、なんて言ってましたがそれよりも世界的スター選手になって欲しい、と切に思います。
昨年大晦日に3度目の世界挑戦で感動的なノックアウト勝ち!世界王者となった河野公平選手は残念ながら判定負けで防衛に失敗。でもとにかく熱い試合で、個人的には感動的でありました。そして勝っていた!とさえ思います。ソウルフルな闘いぶり、河野選手まさにボクシングを見せてくれました。
この2試合は東京ローカルのテレビ東京での放送。地上波で観やすい時間に放送されたのはとても良かったのですが、この局を観られる地域は限られているし、BSやCSの方が良かったのかなぁと考えてしまう。僕自身が中継のない地域で育ったのでなおさらそう思います。全国のボクシングファンが観られるほうがいいのか、やっぱり地上波か。難しい問題です。

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そして今夜はTBSによるかなり広範囲の全国ネットで人気選手井岡一翔選手と宮崎亮選手の防衛戦2試合が放送されます。
連休中には佐藤洋太選手がタイの地で予想外の完敗で世界タイトルを奪われるという「(いろんな意味で)ボクシングって難しいなぁ」と思わされる試合もあったし、まさに春の世界戦ラッシュですね。

でも実は、なんとなく今日は観る意欲がわかなかったりします。
忙しいし、この数日で3試合観たし…というのもあるけど。井岡選手や宮崎選手をチャンピオンというのは自分としてはなんとなく抵抗があるからなのです。
別にケチをつけたいわけではないですし、特に井岡選手の実力や才能は高く買っています。でも、井岡選手の君臨する、WBAライトフライ級には実際は34戦全勝28KOのローマン・ゴンザレスという世界中のボクシングファンの知るチャンピオンが存在し、その選手を外して王座決定戦が行われ、井岡選手が正規チャンピオンとなって今に至るという現状がなんともすっきりしないのです。
ゴンザレス選手はスーパーチャンピオン、井岡選手は正規チャンピオン。これってなんなんでしょう。
宮崎選手は井岡選手がライトフライ級に上がるために返上したミニマム級タイトルの王座決定戦に、同じジムという政治力で出場しチャンピオンとなりました。宮崎選手は本来Lフライ級の選手、厳しい減量を経て王座に就きましたが、本来決定戦はミニマム級の選手同士で行うべきなのでは?と思ったりします。

こんななんとなく煮え切らない気持ちは、井岡選手がローマン・ゴンザレスと対戦して勝てばすっきりするのですが、なんだかんだ理由をつけて戦いそうもありません。TBSだからかなぁ~。。。
内山、河野選手の素晴らしいボクシング2試合で当分はいいかなぁーと思ったりしてるわけなのです。


『はいからさん』レコ発ワンマンに行ってまいりました。

2013-05-07 | 音楽

このタイトル、なんだか温泉地土産まんじゅうのパッケージみたいだ(笑)

5月3日は下北沢440にバイユー従業員でもある近田崇仁率いる『はいからさん』の1stアルバム発売記念LIVEを観に行ってきました。『はいからさんアルバム発売』については少し前にブログを書いております。興味のお有りの方はこちらをご一読下さい。

かつてのマイホームタウン下北も最近はすっかりご無沙汰です。小田急線が地下に潜ってからは初めて。井の頭線の出口からして「え?どこに出たの??」な感じ。ちょっと早く着いてしまったので440を覗いた後、下北パトロールへ出発。しかし、判っていたことだけど街は様変わり。馴染みの店は既に無く…(たぶん最も多く、長く訪れた店『古里庵』の閉店を閉店後に知ったのはあまりに残念で悲しい)。何度も訪れた店の多くも既に無く、やっていても連休中で休業。結局、フラフラと小田急の通らなくなった線路を越えて1番街へ辿り着きアルコールパトロールは諦め、20年近く通った馴染みの美容室Pへ。LIVEの企画でお世話になったりととても親しくさせて頂いたH夫妻と久しぶりに話した後、少し早いが440へ戻る。すると帰路、さっきは開いてなかったラ・カーニャが開店しているので、ご挨拶を兼ねてビール1杯。開演直前の会場へ戻ると…。店内もいっぱい、そとにも長い行列。やるな近田!!予約しておいて良かったのだ。

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店内に入るとバイユー組の姿もチラホラ。ベンチ席を空けてもらって座ってしまった。あとから来て申し訳ないような気もしたけどオヤジだからいいのだ!と思うことにする。
ニヤリとするSEが流れて(曲忘れた~)メンバーが登場。あっさりと開演。ファンには馴染み深い『安産型の女』(アルバム未収録)。本当にギッシリ満員。素晴らしい熱気。いろんな意味で、遠いぞチカダ~!

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気持ちの入った素晴らしい演奏がガシガシ続く。気持ちが先走りそうになるところもこのLIVEの特別さを感じさてくれる。アルバムリリース前の代表曲中心に演奏しあっという間に1部終了。こういうLIVE、この世代のLIVEで休憩有りって珍しいのでは??我々としては大歓迎。
2部はアルバム収録曲中心にさらに熱くソウルフルに。しかし良いバンドだ。細部がどうこう言う前に、歌心があり音色豊かでグルーヴがある。音楽として楽しめるところがこのバンドの良いところだ。なのであっという間に2部も終了。早く感じるのって楽しさのバロメーターだ。お客さんも温かい。
アンコールではキヨシローに捧げたという出来立ての新曲『Sweet Soul Music』!が初披露された。こんなタイトルをつける怖いもの知らずのところがなんとも素晴らしい~♪
そしてなんとこれが、名曲!ヤルナ!!!もう一度聴きたくなったよ。
お客さんの盛り上がりは当然のようにダブルアンコール。しかし、本当にやりきった『はいからさん』に余力(笑)は残っていなかった!
このメンバーでしっかりと練った楽曲は出し尽くしていたようで。お客さんの前で「本当に」悩んだあげく、「既にやった曲をもう一度」と言うことに。
お客さんのリクエストで選ばれたのは『安産型の女』!この日のオープニングナンバーだったのでした。最初と最後を同じ曲というのも悪くはないとは思うけど。ニューアルバムの曲でもないし(笑)

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個人的には初期の代表曲の中から近田が一人で弾き語りをしても良かったのに…。と思いました。BGMも流れた後のアンコールなのだから、それでも良かったのではないかな?だいたい盛り上がったらアンコールが続くことは想像出来ると思うんだけれど…(笑)
そういうところや、MCで時おり見せる天然(天才)性は「やっぱりいつもの近田だなぁ~」と笑顔になってしまうのですが。
それ以外。この夜、弾き歌う彼の姿にはロックスター特有の空気感やオーラらしきものが漂っていました。こういう雰囲気って狙って手に入るものではありません。
本人たちも言っていたように、まだまだこれから!更なるご発展をお祈りする次第なのです。

お疲れさま!楽しかった。


最先端写真集

2013-05-02 | 本と雑誌

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今更ではありますが
高知では村上春樹の新作より売れゆうとのウワサの『カツオ人間写真集』。
三鷹にも来ちゅうぞね。
バイユーのカウンターで皆に読まれて、ついでにアタマなでられたりして「カツオ人間さん(Uズさんはこう呼んでる)」喜んじゅう。


Jon Cleary 再来日!

2013-05-01 | 音楽

昨夜はバッファローレコードのダグラスさんが久しぶりのご来店。
今ニューオーリンズでは誰がいいかなあ?誰聴いてる?などと訊かれ、長いこと話し込む。暇な時間帯が楽しい時間となりました。カーミットの、いつもより少しトラディショナル風味の強い新作も聴かせていただき満足。
鎌倉に居を構える彼にとって時間距離以上に遠い中央線、そのうえ三鷹!遠路ありがとうございました。
連休明けはそんなダグラスさん主催のジョン・クレアリー再来日公演!(詳細は:http://tiny.cc/ldkmtw

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5年前の素晴らしいLIVEの記憶が蘇ります(もう5年前なのか!!)
「今回はトリオで来ます。ベースは前回来たコーネル・ウィリアムズ、ドラムは何と、元ダーティーダズンブラスバンドのテレンス・ヒギンズ!よろしくお願いします!」とのことです。
バイユーとしては成功盛況を熱烈に祈願します!!
行くよ~という方にはダグラスさんから頂いている写真のポスターを差し上げます♪

そして本日水曜日もバイユーよろしく。